セルビアの教会に心奪われる。相棒とのお別れ。

皆さん、ドバルダン(セルビアの挨拶)!
プレハネのまなみです!

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昨日、ハンガリーからセルビアに到着しました。

セルビアの首都、ベオグラードに滞在中ですが観光名所はそこまで多くなく、全て歩いて回れる距離なので1日街ブラ観光に行ってきます!


宿を出発してすぐのところに路上でシートを広げ、色んなモノが売られていました。

よくよく見ると、盗難市場のような(笑)

全てが中古品で、きっと拾ったものも多くありそうな感じです。

本当にここでちゃんと売買されてるのかな。
1日の売り上げがどのくらいになるのか心配になります。


この街になんとなく治安の悪さを感じるのは肌で感じる雰囲気もそうですが、何より目立つのがそこら中にある落書き。

至るところにびっしり。

中でもこの絵には目を引きました。

一見、ブロッコリーを食べる大きな口に見えるかもしれません。

でも実は、歯に見えるものがビル、ブロッコリーに見えるのが木だと思うんですよね。

都市開発されて、街に飲み込まれていく自然を描いているような・・・メッセージ性の強い絵だなと思いました。



1カ所目の観光スポットはここ、教会。


聖ミカエル大聖堂

一見、ヨーロッパでよく見る教会。
もしかしたら地味な方の教会かもしれません。

ですが、私達はここで「本物の教会」をようやく見れたような気がします。

教会の中は撮影禁止・露出禁止と、教会の中では珍しくはありません。(よって写真はありません)



ちょうど日曜日だったこともあり、ミサのようなものが行わていました。

決して派手ではないものの、厳かで重厚な雰囲気の内装。
広くはないが、天井の高さがありました。

真ん中は神様の通り道なので、誰一人としてその場所に立つことはなく、1つ1つの絵画や銅像にキスやお祈りをしている様子をしばらく見ていました。

ここはこれまでのヨーロッパで見てきた教会とは違う。

教会は本来祈りを捧げ、懺悔し、罪の許しを請う…そんな場所なはずですが、どうも殆どの教会が観光名所化されてる感は否めないですよね。入場料とるところもあったりで。

しかし、ここでは1人1人の信仰心が手にとるように見えて、心から神を信じて敬っているのが分かります。




途中でミサの合唱が始まり、人々が一列にならんで神聖なパンを施しを受けたり。

教会に参列している人たちからしたら、私達なんて見るからに観光客でキリスト教徒らしい振る舞いも出来ず、排他的な扱いを受けてもおかしくないはずなのに、彼らは私達を温かく迎え入れてくれました。

教会内でのルールを1つ1つ丁寧に教えてくださり、目が合えば微笑んでくれて、施しのパンを頂く列の中にも「並びなさい」と温かく列に入れてくださいました。

日本人は殆どが仏教徒かと思いますが、私も含めて実生活で仏様を意識することなんて殆どないし、クリスマスのイベントにも参加し、実際のところ無宗教のような感覚さえあると思います。


でも、1つの神様を信じてその宗教の中で育まれた一体感や慈愛は、こんなにも温かいものなんだと初めて経験させていただきました。

人々の信仰心や、ミサの様子、全てひっくるめて「この上なく神聖なもの」を見たような気持ちで、ミサの後もしばらく教会で余韻に浸りました。

なんだか、頭は真っ白で心がすっごく温かい感じ。
初めての経験、初めての感覚。

施しを受けたパン。

礼拝に来ていた現地の方に「いただいたパンは食べなさい。もしどうしても食べれなかったら木の根っこの上に置きなさい」と言われました。

勿論、大切に頂きました。

ゆきは風に吹かれて1つだけパンを落としてしまったので、それはお言葉通り木の根っこの上にお供え。

ゆき
ゆき

落としてごめんなさい…。



どうやら、後々調べてみたら、この教会はセルビア正教会でも最高位にあたる教会だそうです。

この辺りはロシアに近いので正教会が多かったですが、私はヨーロッパ西側で見る教会よりも東側の正教会の方が断然好きでした。キリスト教の本質に触れられる気がします。

この教会の感動があまりに大きかったので、つい長く綴ってしまいました(笑)




お次は要塞を目指して、高台にある公園を通ります。

ランニングや犬の散歩、読書をしている人など皆さんのんびり過ごしてました。

そして、とっても眺めが良い!

この公園の奥に、要塞の入り口が見えてきます。

ベオグラード要塞の場所はこちら。

ここ、実はかなりヘンテコな場所でして(笑)

軍事領事館や動物園、テニスコートや教会、恐竜公園などが1つの敷地に密集しているなんともカオスな場所でした。

「あれ、私どこに来たんだっけ?」って混乱します。

???
何を思って、こんなに詰め込んで作ったんでしょうね(笑)


こちらが要塞。

なかなか立派です。

すると、すぐ側に気になる看板を発見しました。

「このエリアに立ち入るな。
お前の命を危険にさらすぞ」


というなんともロックな注意書き。


普通ならただ「立ち入り禁止」の注意喚起で済みそうですが、ここまで書いてあるので神聖な場所だったり、はたまた呪いの場所だったりするのかな。

ここで、行くべきじゃない派の私と、どうしても気になる派のゆきの攻防が勃発(笑)

まーた喧嘩になっちゃいました。

神聖な場所なら、誰かの想いを踏みにじることになる。
呪いのような場所なら、あとが怖い。怪我とかするかも。(昔霊感あったりで、妙な所には近寄らないようにしている私)


もう知らん!って思ってゆきを置いて1人で歩きだしました(笑)

ゆきが怪我することに
なったら嫌なんだよ! 

分かってよバカ!笑




要塞の端っこにレンガ造りの建物が続いていました。

中は教会になってました。

この頃にはいつの間にか、また2人で観光再開してました(笑)


ベオグラード要塞もさほど広くはないので1時間くらいあれば見終わってしまいます。

ゆっくり宿に向けて帰ろうとしていた帰り道、大型のモール発見!

この国にモールがあるなんて思ってなかった・・・(笑)

気になるお店を何店か見て、ドラッグストアで必要な生活用品を買ったり、調味料を入れるボトルを買ったり。

そして、自分でも予想していなかった買い物をしてしまいました!(笑)

サブバッグ!!!

これまで使っていたサブバッグですが、何の機能性も持ち合わせていないただのお洒落リュックでして(笑)

ペットボトルもまともに入らないし、どう考えてもバックパッカー向きじゃないやつ(笑)



しかもアゼルバイジャンで洗濯・乾燥した際に、おそらく熱で中に入っていたワイヤーが縮れたり溶けたりしてもう骨組みぐっちゃぐちゃ(笑)

その上、アフリカのバス移動で人が吐き捨てたガムの上に置いてしまっていて、大惨事!!!!



機会があれば、どこかで買い替えたいと常々思っていた矢先、2000円でとっても機能的で頑丈かつ軽い良いザックに出会ったので買っちゃいました!

新しき相棒!
これからよろしく!

セルビアで買うとは思わんかった(笑)
良い買い物できました!





このモールの正面のストリートがお洒落で良い感じ。

要塞で撮り忘れてたので、ここでプレハネショット📸

途中で、ポルトガルのアゲダのように傘が飾ってある通りがありました。

アゲダ行ってみたいなー!

宿に帰り、チェックアウト後でしたが、オーナーさんのご厚意でシャワーを浴びさせてもらいました。

そして、古き良き相棒とのお別れ…涙

日本での通勤もこの子にお世話になったし、それなり愛着があったので寂しい(´;ω;`)

今までありがとうございました!




ベオグラードは2泊3日の滞在でしたが、まあ1日街ブラに充てれたら一通りは見ることができる印象です。

今日は夜行バスでルーマニアに向かいます!

バスターミナル行く前に美味しそうなパン屋さんで晩御飯を調達! 

ロシア語はさっぱり読めないので、注文するときもメニューがない場所では写真をとって「コレほしい!」って指さすしかありません(笑)


ここで、綺麗さっぱりセルビアのお金を使い切った私達。

久しぶりにぴったり使い切って気持ちいい!

と思いきや、どうやらベオグラードのバスターミナルに到着するとバスターミナル入場料なるものが徴収されるとのこと。

バスターミナル入場料⁉⁉

なんだそれ、聞いたことないし払いたくないわ。

ゆき
ゆき

あー!!
そういえば前もこのエリアは
そんなお金払った記憶がある!

マジですか。。。

でも持ち金は一銭もないし、とんでもなく不愛想なスタッフに相談するも「両替してこい。じゃないとバスターミナルには入れない」の一点張り。(そりゃそうだ)

200円くらいしか必要じゃないんだけど、両替は5ユーロからしか受け付けなくて、レートも悪い。
でもするしかない。
悔しいーー!(笑)

皆さん、特に旧ユーゴスラビア圏の国がバスターミナル入場料かかるところ多いようなので気をつけてくださいね! 

降車時は不要で乗車時だけです!




時間ギリギリになりながら2カ所の両替所のレートを確認し、無事バスに乗り込むことができました!

とりあえず良かった…。


ばいばい、セルビア!

あの教会見れて良かったなぁ。。
行ってみないと分からない国でした。

読んでくれてフヴァラ!