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皆さん、 サラマトスィズブィ(キルギスの挨拶)!
プレハネのゆきです。
南旅館のFさんのおかげで僕たちのルートは、トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イランに決まり、ようやくトルクメニスタンのビザの申請ができるようになりました。
トルクメニスタン大使館は水曜日が休日らしいのですが、申請用紙なら貰えるみたいです。
今日は急ぐ用事もありませんので、ゆっくり10時ぐらいに起床し、逸見さんと3人で大使館に向かいます。
キルギスに3週間滞在している南旅館で知り合った大学生に、キルギスやその他の中央アジアで利用できるバスアプリ「2GIS」を教えてもらったので、早速利用してみました。
このアプリ非常に便利で、その町をダウンロードしておけば、目的地のルート・バス情報・バスの来る時間などあらゆる情報がオフラインで閲覧可能になります。
バスは5分に一本のペースで来て、1回15円程で乗車することができるので、ビシュケク市内の移動はとても快適です。
ビシュケクのバスの便利さに驚いてるのも束の間、バスはすぐに大使館に着きました。
大使館は休日にも関わらず、用紙を貰えるだけでなく、申請までできるみたいです。
しかし、私達はトルクメニスタンのトランジットビザ(観光をしてはいけない、ただ他の国に抜ける為だけのビザ)を取得するために必要なアゼルバイジャンのビザを持っていません。
今は必要な物を揃えられていないので、次回の申請時に必要なことを教えてもらい、南旅館に戻りました。
突然昨日決まったアゼルバイジャンに行くために、ビザを取得しなければなりません。
アゼルバイジャンのビザはオンラインで取得することが可能なので、早速ビザ申請を始めます。
ビザ自体は非常に簡単に取得することができるのですが、通常審査は2千500円で3日ほど掛かりますが、特急審査は5,000円掛かりますが、なんと3時間ほどで取得することができます。
今日が水曜日なので、もし土日を挟むと、トルクメニスタンビザの申請がかなり遅くなります。
ただでさえ、トルクメニスタンのビザは2週間以上も掛かると言われているので、できるだけ早く申請をしたくて仕方ありませんでした。
非常に迷いましたが、お金よりも時間を節約したいので、特急審査でビザの申請をしました。
午後14時ぐらいまでに、全ての用事を済ませた私達は、久々にゆっくりの時間を過ごしました。
海外に来て、ただただゆっくり過ごし、何もしない時間というものはとても贅沢なものに感じます。
アゼルバイジャンのビザ取得メールが、トルクメニスタンの大使館の閉業時間の10分前の4時50分位に来ました。
流石に今から行っても間に合わないので、明日の朝一から行くことになりました。
さて本日の最大のイベントはビザの取得ではなく、私、ゆきの誕生日会です!(笑)
本当は昨日が誕生日だったのですが、ビシュケクに着くのが遅くなりすぎましたので、急遽今日に変更しました。
物欲が無い私は、海外で欲しいものは何もありません。しかし、海外の生活で一番辛いのは美味しい日本のご飯を食べれないことです。
前回のたった1か月の旅行にも関わらず、帰国後の献立を10日分ほど考えたほど、日本食、特にお寿司・刺身が好きで仕方ないんです。
今回の誕生日のお願いはもちろん、日本食を食べることをお願いしました。
ビシュケクには、3つの日本食屋さんがあり、一番有名な「フルサト」というお店に行ってきました。
南旅館からバスを二回乗り継いで、10分ほどで行くことができました。
結論から言うと、「フルサト」は今まで食べた海外の日本食屋さんの中で群を抜いて美味しかったです。
「フルサト」はトリップアドバイザーでビシュケクのご飯屋さんランキングで2位に位置付けられています
キルギスの大統領や社長などのVIPな方々が来るほどの格式の高いお店です。
VIPの方々のプライバシーを守るために、お店の中の写真撮影(料理のみの写真はOK!)は禁止されています。
先ず、「フルサト」に着いたときに思ったことは、ここが間違いなく「フルサト」だなでした(笑)
「フルサト」の外観は、白川郷で見たことがある昔ながらの日本の家屋を彷彿させます。
早速フルサトに入ると、綺麗な日本庭園と店員の「いらっしゃいませ」が、私達を歓迎してくれました。
店員はすぐさま、私達のもとに来て、流暢な日本語で「予約はしていますか?」と聞いてきました。
私達は予約がいることに驚きながら、「予約してないんですが、入れますか?」と聞くと、店員が確認しに行きます。
席が空いているみたいなので、なんとか「フルサト」で食事をすることができるようです。
席に通されて、早速メニューを見てみると、どれもこれも美味しそうで、選ぶのに滅茶苦茶苦労しました(笑)
刺身や寿司などの海鮮だけでなく、かつ丼、天ぷら、そば、うどん、コロッケ、唐揚げなど、嬉しいことにメニューの種類が豊富すぎなんですよね!
値段もキルギスの物価からは考えられないほど高いです。
キルギスの一般的な夜の外食の金額を考えると、かつ丼やコロッケなどは2.5倍以上で、刺身や寿司などの海鮮系は6倍程の値段になっています。
私達がメニューを決めるのに悩んでいるときに、すぐに関西人だなと分かるオーナの様な方が関西弁で挨拶をしに来てくれました。
私が関西の出身であることを言うと、「阪神ファンですか?」と聞いてきます。
私は残念ながら、野球にあまり興味がなく、阪神ファンではありません。
正直に「阪神ファンじゃないんですよ」と言うと、レジ係に「この人たちのお会計は2倍にしといて」と声を掛けたので、私達はすぐさま「阪神ファンです!」と訂正。
根っからの関西人との会話は、実家がある関西にいるような気分にさせてくれます。
後から人のブログを読んで知ったのですが、ここで阪神ファンと答えておくと、ご飯の後にアイスやスイカなどのデザートを貰えるみたいです(笑)
15分ぐらい悩んで、やっとメニューを注文することができます。
私達が最初に注文したのは、生姜焼きのどんぶりとお寿司セットの2つです。
最初にまなみが頼んだ生姜焼きのどんぶりが来た瞬間に、滅茶苦茶食欲をそそられる生姜焼きのいい匂いがします。
次に私が注文したお寿司セット来て、久しぶりに寿司を食べれることに涙が出そうになりました。
日本では当たり前に食べることができますが、海外旅行でこんな贅沢なことはありません。
醤油と米はおそらく日本の物を使われていますので、海外のその辺のなんちゃって寿司ではなく、間違いなく「寿司」を食べています。
まなみは生姜焼き丼の米が足りず、2杯もご飯をお替りして、追加でコロッケと唐揚げのセットまで注文してしまいました。
お腹が一杯になったのにも関わらず、まだまだ「フルサト」の料理を食べ続けたいと思うほど美味しかったです!
動くと横腹が痛くなるほどお腹と心が満たされた私達は、帰路に着きました。
南旅館に帰ると、皆はFさんのロシア料理を食べていたみたいです。
逸見さんが私のために、バザールで誕生日ケーキを買ってきてくれました。
ご厚意に甘えて、買ってきてくれたキルギスの美味しいケーキを頂きました。
前回海外で一人で誕生日を迎えたときは、とても寂しかったですが、今回はまなみと逸見さんとお医者さんの3人と楽しく誕生日を過ごすことができました。
今回の旅行は国籍を超えて沢山の方々に親切にして頂いたので、そろそろ誰かに恩返しをしたい気持ちになりました。
次の日に、トルクメニスタン大使館に行き、無事にビザの申請をすることができました。
さてさて、ビザの取得何日かかることになるのでしょうか(笑)
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。