華の都パリの街ブラ観光と好きになれない理由。

皆さん、ボンジュール!(フランスの挨拶)
プレハネのまなみです!

世界一周ブログランキングに参加しています!
私達の旅を応援してくださる方は1日1回、下のバナーをクリックお願いします!

(投票されてランキングが上がります
 ※怪しいサイトには飛びません)

思い出深いアイスランドを後にして、ロンドンからパリまで一気にヨーロッパ本土へ戻ってきました。

到着したらそのままゲストハウスへ直行し、取り急ぎ荷物だけ預けてすぐに観光へ向かいます!

おフランスと言えば、キラキラのパリ。

エッフェル塔、パリジェンヌ、パリコレ、シャネル、ヴィトン、シャンゼリゼ通り…♡
特に女の子は憧れる子も多いのではないでしょうか。

しかし、私とゆきはそうでもなく・・・(笑)
2人ともパリは2回目の訪問となるのですが、キラキラの憧れを抱いて観光しに来た1回目ですら、期待を裏切られる結果に。

その上、ショッピングや美食等のキラキラな観光よりも自然や遺跡を楽しんできた私達にとって、世界3大都市のパリと言えど、ただの大きな発展都市にしかすぎなくなってしまっていました。

わたしの一回目は、卒業旅行の時にクラスの友達と。
ゆきの一回目は、ゆきが一人で世界一周した時に。

キラキラとした、綺麗なイメージのまま保ちたかったんですけどね、、
意外にパリってあまり治安がよくないし、ホームレスの方やジプシーの人も凄く多くて。

以前来た時にも、大人のジプシーに介助犬のための募金だと言って財布を出した瞬間に(←海外が不慣れすぎて、普通に良心で出してしまった)、何人にも囲まれて身ぐるみ剝がされそうになったことがあります。

その後も7人ぐらいに追われて走って逃げました…
しかもオペラ座前なので、ゴリゴリの観光地で。

マックでご飯食べていた時にも、小さな子供が「少しちょうだい」と言いながら、テーブルを回っていたり、トイレで化粧直ししていた時に小さな女の子がジッと見てくるのをあまり気に留めないでいたら、別の女性の方が「身の回り品に気を付けて」と助言してくれたこともありました。

学生向けパッケージツアーだったので、添乗員さんがいましたが、毎回学生の誰かは必ずスマホやカメラを盗まれるし、たまに銃声を聞くこともあって添乗業務するときには緊張する街だとと言っていました…。

ゆきも普通に歩いていた時に、知らない人に声を掛けられて慈善事業だと偽られて署名に協力してしまい、その後お金を要求されたり…(笑)


そう、1回目のあらゆる経験のせいであまり好きな街ではなくなっていたのです。

まぁ、2回目は変わるかもしれない!
100万回ダメでも、100万1回目は何か変わるかもしれない~♪ってドリカムも言っていましたしね。

いや、そこまでパリに固執する理由もないのだけど(笑)

前置きが長くなりましたが、
まぁ、気を取り直して、観光、観光っ!


建築物とかはいかにも西洋感があって、やはり綺麗です。

そして、皆さん一度は聞いたことがあるであろう、セーヌ川。
案外、汚いです(笑) 生活用水なので。

ラブロックを掛けるのは、世界共通なんでしょうか(笑)

なんとなくブタペストの街並みを思い出します。

そして、あろうことかペットショップに入る私達(笑)

つぶらなおめめの子猫ちゃんが見つめてくるので、入らない理由がありませんね。

おぉ~
ここが君たちの故郷だもんね、フレンチブルドッグ君。

観光客のくせいにペットショップに入るなんて…
購買意欲ないのはバレバレなので、店員さんたちも完全に無視でした(笑)

癒されたので良し!

パリの観光は1日でかなり詰め込んでいるので、足早に目的地を目指します。

途中で見かけて、古本の路面店。
海外はこういうのよくありますね、なんか好きです。

カナダもある住宅地の一角に無人のトランクルームがあって、不要になった本を寄付したり、欲しい本があればフリーで持ち帰れたりしていました。

さて、目的地の1つ目はルーブル美術館!

このスケルトンのピラミッドが有名ですね。
ルーブルにはなんと3万5千点もの作品が貯蔵されており、有名なモナリザやミロのヴィーナス等もここで見ることができます。

そのかなりの作品数ゆえ、1日で見て回るのは到底無理そう…。
ゆっくり見ている時間は今日は無いし、ゆきは前回見ているようなので、パスで!笑

写真だけ撮って、さよならルーブル美術館!

次に向かうのは、ノートルダム大聖堂。

エジプトのダハブで出会った日本食を営んでいたカオリさんはかなりのピアノの腕の持ち主で、ノートルダム大聖堂でも演奏したことがあるといっていた話を思い出して向かいました。

エジプト人は大っ嫌いって言いながら、エジプトに住み続けていた少し変わっているカオリさん。

そんなカオリさんの訃報を先日聞いたので、ブログを書きながらしんみりしてしまいます。


ノートルダム大聖堂、実は私達がフランスに来る前に大きな火災に見舞われて世界的なニュースとなりました。
大聖堂の前の大きな看板でも、火災時のことが書かれています。

未だ大きな修復中のため、中に入ることはおろか、近づくこともできませんでした。

火災発生時は周囲に居合わせた人たち100人余りが大聖堂にむかって膝まずき、聖歌を歌って祈りを捧げている様子が映像がニュースで流れました。
私達日本人にはない感性で、火災が起きた中で不謹慎ですが「なんて美しいんだろう」と強く思いました。

修復中のノートルダム大聖堂。

8年くらい前の大聖堂(笑)

いや、スマホの画質・・(笑)
そして、よくもめちゃくちゃ寒い冬のパリでこんな薄着してたわ。若さか、うん。


そして、次に向かうのはサント・シャペル教会。
パリの観光は全て徒歩なので(バス代節約!)、歩いて向かっていたところ…

えっ・・・
なんかめっちゃ美女おった!!!

モデル!?!?!


え、こっちにもスレンダーなカッコいい美女おる!!

どうやら、この日は近くでクロエのショーがあったようで、モデルさんやスタイリッシュな方々と、それを撮りたいカメラマンの方々で溢れていました。


そんな中、めちゃめちゃ目を引くおじさまが・・・!

えっ・・・!!
もはや何から突っ込んだらいいのか!!!(笑)

吉田牛肉店の法被!?
西郷隆盛のネックレス?
帽子につけられた小学生のバッヂ!?

ただものじゃないぞ、このおじさま(笑)
西郷隆盛を付けているのを見て、鹿児島の血が騒ぎ、思わず話しかけに行きました!

おじさま「え!君、鹿児島出身なの!?」

ガサゴソガサゴソ・・・

胸元からゴソゴソと何を出してくるかと思えば、

おじさま「Yeahー!薩摩ー!!!」

取り出したのは、なんと「薩摩魂」とかかれたシール!!(笑)

いや、吉田牛肉店の法被もそうだけど、一体どこでそんなコアなものを入手してくるのか…(笑)


西郷さんをリスペクトしているようで、薩摩出身ということに凄く感激してくれていました。私がフランス語を喋れたなら、もう少し詳しく色んな話を根ほり葉ほり聞いてみたかった・・・



カオスな状況に興奮しましたが、すぐに教会に着いたので、心を整えて静粛に見学しようと思います(笑)



さて、目的のサント・シャペル教会はパリ中心部に位置するシテ島の中にあります。
島と言っても、川で隔てられているだけなので徒歩で行くことができ、先ほどのノートルダム大聖堂のすぐ側です。

思ったよりは混んでいませんが、厳重にも警備員が置かれ、荷物検査もありました。

と思ったのもつかの間、最初のゲートをくぐると中はディズニーランドのように何重にも列を成していたので40分ほど待ちました。

入場料は11.5ユーロでした。
すぐ側にあるコンシェルジュリー(マリーアントワネットが投獄された郎牢獄)とセットのチケットは17ユーロです。

さて、いざ中へ。

あれ?

ここはステンドグラスで有名な場所のはず。
思っていたのと違うな・・・?

どうやら、この教会は2階に分かれており、下の階が下層礼拝堂となり、青い天井が特徴的なフロアです。


そして、階段を上がって2階へ。

これです!
この圧倒的なステンドグラス。まさに豪華絢爛。

このステンドグラスは聖書の物語を現しているとのこと。

しかしながら、キラキラとしているステンドグラスを細かく観察するのは少し難しく、なかなか物語の描写として頭に入ってきません。

日本語でステンドグラスの説明書きも置いてありました。制作方法や、ステンドグラスの絵の意味など。

この教会の目玉と言えば、このステンドグラスで織り成される見事な薔薇窓。

この教会はルイ9世が1239年から収集し始めたキリストの受難に関する聖遺物を納めるために建設を命じたもので、1991年に世界文化遺産に登録されました。

聖遺物の中には荊冠(キリストが十字架にかけられた時に被せられたいばらの冠)や聖血、墓石なども奉納されています。

薔薇窓はヨハネの預言書の黙示録を表現しています。
詳しいことを調べてきて理解を深めたかったのですが、あまり知識がないままで、ただただ「綺麗なステンドグラスだなぁ」としか感想が出てこなかったのが残念です。

これまで見たステンドグラスの中で印象的だったのは、ここサント・シャペル教会とイランで見たピンクモスクです。


サント・シャペル教会はゴシック建築の黄金時代の中でも頂点と言われる傑作だそうです。

いやはや、本当に見事です。

私達は午後に観光しましたが、陽の入る午前中だともっと美しい光景が見れるかと思います。

1時間近く並んでようやく入場できるサント・シャペル教会ですが、観光の所要時間はだいたい30分位でした。



お次は、シャンゼリゼ通りを歩きながらエッフェル塔を目指していきます!

エッフェル塔までも有名な観光地が点在しているので、歩いていて楽しいです。

まずは「オペラ座の怪人」で有名なオペラ・ガルニエ。

私、オペラ座の怪人がとっても好きで、おそらくミュージカルの中では一番ですね。高校生の時に初めて見た感動や、冒頭でゾワッと立った鳥肌が今でも忘れられません。

そうそう、ちょうどこの場所で私は数年前にジプシーに襲われました(笑)

今回は中には入りませんでしたが、前回来た時に見学したので、その時の写真を。

これは中のほんの1枚ですが、豪華すぎる装飾に溜息が止まりませんでした。

この廊下もベルサイユ宮殿並みの煌びやかさですね。

思い出のオペラ・ガルニエを横目にシャンゼリゼ通りの大きな交差点を歩いて行きます。

この通りこそ、まさに「パリ」といった感じで、お洒落なレストランやハイブラントショップが立ち並んでいます。

貧乏パックパッカーには縁がないので、素通りです。。。涙


シャンゼリゼ通りの西端まで歩いてきて、、

見えました、凱旋門!

凱旋門って、一体・・・?と思って調べてみると、フランス軍を率いるナポレオンが1805年にアウステルリッツの戦いでオーストリアとロシア連合軍に勝利した記念として、翌年にナポレオンの命令で建造されたそうです。

凱旋帰国の凱旋って戦いに勝って国へ帰ることらしい。
なるほど、一つ賢くなりました(笑)

私達のプレハネも大きなトラブルなく、無事に凱旋帰国を果たさねば!!(笑)

そんなプレハネもフランスで48カ国目かぁ~としみじみ。ヨーロッパももうすぐ終わり。

上の写真でも分かるように、凱旋門は大きな車道(車線がないので何車線なのかも分からないが、とくかく交通量が多い)の真ん中に位置しているので、そこまでの渡り方すらわからず、交通量が少ないときの写真を撮るのですら一苦労です。。

凱旋門の上は展望台になっており、登ることも出来るそうですが、展望台というほどの高さもないので、下から凱旋門を見るので十分そう。

凱旋門から厳しい寒さに耐えて歩ること40分。
すっかり暗くなりましたが、最終目的地であるエッフェル塔に到着です!

セーヌ川をクルーズしながら見るのもなかなか乙ですね。

エッフェル塔はライトアップが綺麗なので、むしろ暗くなる時間に来て良かった!

エッフェル塔は道路を跨ぐようにして立っているので、セーヌ川にかかる橋を渡りながら近づいていきます。

橋にはエッフェル塔関連のお土産を地べたで売る商売人さんがちらほら。

キーホルダーなんかは1つ20セントくらいで買えるので、配り土産として凄く良いです!前回、20個くらい買って帰りました(笑)

橋の上からの夕暮れ空が凄く綺麗。

エッフェル塔の目の前まで来ました!

うん、展望台として登るなら、絶対凱旋門よりこっちの方が綺麗そう!登ってないけど(笑)

さすがはエッフェル塔。
パリに来て行かない人はいないと思うので、かなり混雑していました。

チャチャッと写真を撮って、広場からは早めに抜けました。


やっぱり、背の高いものは少し引きで見た方が綺麗ですね。

時折、全体にキラキラ~とイルミネーションが走るので、離れたところから見て楽しみました。

いやー、パリはやっぱり綺麗!煌びやかなものは煌びやかなままです。

しかし、イメージほど治安が良い場所ではないので海外初心者の方はあまり隙を見せないよう気を付けた方が良い街ですね。


イメージと違ってガッカリ感が強かったヨーロッパはフランスのパリ、イタリアのナポリ、スウェーデン、オランダあたりが、何故か良いイメージが先行かなり先行していたので顕著でした。



1日の観光を終え、ゲストハウスまでは地下鉄で帰ります。

切符を買って地下鉄に乗り、切符を通して開いた改札を抜けようとしたその時、目の前から大柄な女性が「今だ!」と言わんばかりに私を跳ねのけて真正面から入ってきました…。

「私が通ってんですけど!怒」って反論しましたが、大柄な相手なので力敵わず。汚い言葉を吐き捨てられて通っていきました。

無賃乗車がしたかったんだろうけど、本当マナーというかモラルを知らんのかね…。と呆れて反笑いになりつつ改札を眺めていると、今後は別の男性が改札を通るのではなく、(お金入れないと改札開かないので)改札の上に飛び乗ってジャンプしてホームへと抜けて行きました。


あぁ、もうホントにこういうところなんだよなぁ。
私がパリを好きになれない理由は。


2度目のパリで、1回目のイメージが払拭されればと淡い期待を抱いていましたが、今回も失敗に終わりました(笑)


私もゆきも、誰かの付き合いならまだしも、今後は自分たちの希望で来ることはなさそうです。
G7に入るくらいの国であるなら、もう少し民度が上がって欲しいなぁと切に願います…。



ゲストハウスに着いたのは夜9時過ぎ!
明日は少し足を伸ばしてヴェルサイユ宮殿へ行ってくるので、早めに休みます。

読んでくれて、メルシー!(フランス語のありがとう)