皆さん、ボンジュール(フランスの挨拶)!
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今日はあいにくの雨。
昨日からベルサイユ宮殿に行くかどうかをずっと悩んでいましたが、折角なので行ってみることになりました、
ただ問題は、チケットを購入してないことなんですよ。
ベルサイユ宮殿の入場チケットはオンラインでも現地でも購入することができます。
現地購入はかなり待たされるとの前情報はあったのですが、この時の私たちは楽観視していて、すぐに買えるだろうと思っていました。後に非常に後悔することに…(笑)
私たちが止まっている宿からベルサイユ宮殿までは2時間ほど。
交通費は一人7ユーロ(810円)。
モンパルナス駅を経由して、ベルサイユ宮殿に到着したのは、13時を回っていました。
ベルサイユ宮殿のマップを見てみると、思ったよりも宮殿は小さくて、庭園の方がその何倍も大きそうな感じがしますね。
実物の宮殿はかなり大きいので、庭園がよほど大きいんでしょうね。
ルイ14世の「有史以来、最も大きく、最も豪華な宮殿を」という願望を元に建築されたベルサイユ宮殿は、その発言通りになり、世界一豪華な宮殿と言われています。
「パンが無ければ、ケーキを食べればいいじゃない」と言ったマリーアントワネットも住んでいたこともあり、ヨーロッパの絶対王政時代の象徴とも言えますね。
因みにチケット購入の行列はこんな感じでした。
赤い枠がチケットの購入場所です。
宮殿の敷地に沿うように、赤枠の場所から右側に列が伸び、さらに角で折り返して手前まで長蛇の列が伸びているのが分かるかと思います。
ユニバのアトラクションの並みの行列。
オンラインで購入しておけばよかったと後悔してきました。
普通の天気ならまだいいんですが、冬のヨーロッパで雨の中並ぶのは尚更きつい。
40分ぐらい並んで、ようやく入り口に到着しました。
小雨以上に寒さがきつくて、館内の暖房が有難すぎました。
入館料は一人15ユーロ(約1,720)。
今回はベルサイユ宮殿のみの観光ができるチケットを購入しました。
本当は人気の高い庭園も見たかったのですが、冬にはあんまりお勧めされていませんでしたので、今回は断念しました。
ルイ14世によって建設された王室礼拝堂。
マリーアントワネットの挙式にも使われていたらしく、宮殿でも人気の高い観光場所。
来たタイミングが悪かったのもかもしれませんが、ライトがしっかりと点灯されておらず、少し不気味さすらありました。
ここに来る前にサイトで見た王室礼拝堂は明るく神々しくもあったので、また違った雰囲気がありました。
栄華を極めた王政時代のヨーロッパの王様がこれ以上ないものを作れと言われて、作られた宮殿。
なんだかその割には、正直思ったよりもシンプルなんだと思いました。
イランのゴレスタン宮殿のようなもっと煌びやかなものを想像していました。
宮殿全体の雰囲気や廊下とか、ハリーポッター感があって、少しワクワクはしました。
宮殿内は正四角形の部屋が沢山あって、10個以上の部屋同士が隣り合ってました。
部屋の扉を抜けると、また部屋があり、その部屋の扉を抜けると、また部屋がある。
今まで見てきた宮殿ような大きな部屋がドーンとある感じではなく、それぞれの部屋に意味があり、それが何個も連結されている感じですね。
誰かの部屋に行くときには誰かの部屋を通らなければならないという、結構ストレスが溜まる構造になっています。
これが家族だけだったら良いんですが、当時は家族関係なく王族・貴族が住まれていたらしいので、プライバシーもあったものじゃないですね。
当時王室は民衆に一般公開されていましたので、マリーアントワネットは私生活を晒されるストレスを散財で発散していたとも言われているみたいです。
ハリーポッター賢者の石に出てきたような暖炉。
これとかまさに昔ながらヨーロッパ感があって良い感じですね。
部屋にはそれぞれ大きな絵画が飾られています。
それだけ当時の贅沢っぷりが十分に伝わります。
私自身も絵画は好きなんですが、これだけのものを毎日見てたら、流石に疲れてきそう。
なんだか美術館に来ているような気分になります。
これがマリーアントワネットが寝ていたベッドだそうです。
一度はこんなベッドで寝てみたいですが、これだけ煌びやかな場所で安眠することはできるんでしょうか。
この部屋は特に豪華な絵画とかはなく、シンプルな内装をしていました。
ヴェルサイユ宮殿で最も有名な鏡の間(鏡の回廊)。
まさにこれだっていう空間ですね。
イランのゴレスタン宮殿の様なぎらつき感は一切なく、洗礼された贅沢の極みって感じです。
鏡が希少だった時代とは思えないほどの大量の鏡が使われている。
王族の結婚式や舞踏会場や第一世界大戦を終結させるヴェルサイユ条約調印として使われていた場所。
そんな歴史的な場所を観光していると思うだけで、興奮してきます。
二人で記念写真も撮りました。
そんな鏡の間を抜けると、絵画がより主体的になってきて、、、
最終的には絵画を鑑賞するために部屋までありました。
いや、本当に凄い。
そこらへんの美術館よりも圧倒的に豪華な絵画が沢山飾られています。
個人的にこのバカでかい絵画を見ることが好きなんですよね。
写真じゃ絶対に分からない、この大迫力。
有名な絵画とかを実際に美術館で見てみて、実物はこんなに大きかったんだという発見が面白いんですよね。
今の部屋で行き止まりになっていて、観光は以上になりました。
出入り口に戻って、お土産屋さんに行ってみることに。
お土産はマリーアントワネット一色でしたね。
世界的に見ても、ある意味有名なんですね。
他には宮殿らしい豪華な置物や装飾品なんかもありました。
時刻は5時ごろで、3時間ぐらいの観光になりました。
今日の観光は以上になりますので、このままゲストハウスに戻ることにします。
帰りの電車は、天井に絵画が施されていて、ヴェルサイユ宮殿の余韻に浸りながら帰ることができます。
「鏡の回廊」が色んな国の言葉で書かれていて、日本語でも書いてありました。
ゲストハウスに到着です。
今回のゲストハウスには猫がいました。
猫がいる宿にしばしば出会いますが、脱走することがないのが偉いですよね。
夜にパリを出て、夜行バスでニースに行こうと思います。
ニースとは、フランス最大のリゾート地で、パリに次ぐ2番目に観光地になっています。
出発22時45分と少し遅めの時間。
ゲストハウスには荷物を取りに行って、パリに来た時に使った「bercy seine」駅に向かいます。
パリからニースまでのバス料金は、二人で90ユーロ(約11,700円)と少しお高め。
ロンドンからパリへのバス料金の倍以上してます。
国境越えよりも国内の方が高いっていうのが、EUらしいですね。
バスは時間通りに出発して、ニースに到着したのは12時20分。
移動時間は13時間半と、久しぶりに12時間越えのバス移動になりました。
到着場所はコート・ダジュール空港。
市内行きの空港バスに乗って、予約していたゲストハウスに向かいました。
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ホテルは観光地ということもあり、パリよりも少し高めの、二人で27ユーロ(3,500円)でした。
バス移動で疲れはありますが、まだお昼過ぎなので、このまま観光に行こうと思います。
最後まで読んでくれて、メルシー(フランス語のありがとう)!