皆さん、ハバリ ザ ムチャナ(タンザニアの挨拶)!
プレハネのゆきです。
世界一周ブログランキングに参加しています!
私達の旅を応援してくださる方は1日1回、下のバナーをクリックお願いします!
今日はタンザニアのモシからマラウイのリロングウェまで駆け抜けたいと思います。
約2000キロにもなる長距離移動なので、首尾よくいけばいいのですが。
結果的には38時間に及ぶぶっ通しで、精神的にも肉体的にもアフリカ1過酷な国境越えとなりました(笑)
先ずは国境付近の街のムベヤ(Mbeya)まで行きたいと思います。
他の人のブログではイリンガを経由しないと、ムベヤまで行けないという情報もありました。
今は直行便があるので、無駄に足止めを食らわないので、助かります。
モシからリロングウェは24時間(の予定でした)も掛かり、久しぶりの長距離移動になります。
ムベヤ行きのバスは、朝5時出発です。
アフリカのバスは朝が早すぎて、毎回辛いです(笑)
今回も寝過ごすことなく起きれたので、このままノーミスで行きたいですね。
モシは治安がとても良いので、日の出ていない朝に歩いても、全然怖くはなかったです。
無事にバスに乗れたので、一安心です。
朝が早かったので、二人ともまた寝ます。
起きてみると、席に座れていない人がいるほど、沢山の乗客が乗っていました。
アフリカらしいと言えば、アフリカらしいです。
乗客への配慮よりも、利益重視って感じがしますね。
まぁ、私達も対岸の火事にしか思っておらず、座れて良かったです。
途中で警官らしい人と一緒に手錠を掛けられた人が来ました。
犯罪者の輸送車にバスが使われているんでしょうか。
一体どんな犯罪を犯した人なのか分からないのでただただ怖いです。
しかし私達はこの「ありえなさすぎる光景」に笑いがこみ上げてきました。
さすがアフリカですね。
至る所で売り子が集まってきて、ちょっとした食料を買う事ができます。ギュウギュウになったバスを一度降りるだけで難儀なので、車内から買えるのは楽ですね。
バスは順調に進んでいましたが、まさかのモロゴロで停車。
バスの運転手に確認してみると、このバスはムベヤに行かないそうです。
バス会社からは直行便と聞いていたのですが、話しが全然違いますね。
まぁアフリカなんで、直行便と言われても、乗り換えをするかもとは思っていましたが。
バスターミナルが違うみたいなので、トゥクトゥクで送迎してくれました。
朝乗ってきたバスと同じバスが来たので、取り敢えず一安心ですね。
バスは更にボロボロになり、ほとんどの椅子が壊れていました。
まなみは最近、少年ジャンプの「道産子ギャルはなまらめんこい」にハマり、車内でずっと読んでいました(笑)
国立公園を通っているときに、キリンを見ることもできました。
このルートは野生動物が見ることができると聞いていたのですが、まさかBIG5を見れるとは。
21時ぐらいにバスはイリンガで停車。
案の定また乗り換えが必要みたいなので、トゥクトゥクでバス停に向かいます。
パキスタンのモヘンジョダロに行くときを思い出しました(笑)
直行で乗り換えはしないと聞いていたので、もう全てが滅茶苦茶ですし、最早このチケットが有効なのかどうかも分かりません。
バスはすでに座れる席がなく、この時間から(既に夜中)立つことを余儀なくされます。
ムベヤまでは340キロほどあり、6時間ぐらい掛かります。
タンザニアのバスは夜行運転が禁止されているはずなので、どこまで走るか分かりません。
席に座れないまま、朝まで過ごすのは流石にきつすぎます。
そして私達の移動疲れもピークに迫っていました。
座席指定してバスチケットは買わせてもらったのに、勿論自分の席なんてありません。
2人掛けの席に子供とお母さんが5人くらいで座っていたり、通路も人が座り込んでギュウギュウです。
夜行バスなのにキャパオーバーの人数を乗せること自体が、おかしいですよね(笑)
出発してから2時間後に、ようやく1席空いたので、まなみの席が確保できて良かったです。
私はそれから2時間ほど立ちっぱなしで、なんとか席を確保できました。
この時、ゆきの優しさに泣きました;;
あまりの疲れと非常識すぎる運行に対する怒りから自分の席を確保するのに必死で、正直他の人がどうでもいいとすら思えるほど、精神的に疲れていました。
ようやく眠ることができ、朝5時にはムベヤのバス停に到着。
タンザニアのバスは夜行運転が解禁になったのでしょうか。
バスターミナルのオフィスに人がいたので、少し休ませてもらうことに。
国境行きのバスを確認してみると、2時間後の7時に来るそうです。
昨日の移動で精神的にかなり疲れましたが、リロングウェまではまだまだ長いです。
時間通りにミニバンが来て、すし詰め状態で国境を目指します。
碌に荷物を置けるスペースもありませんので、大きなバックパックを膝の上に置くのはきつかったです。
3時間後に国境の町カスムールに到着して、それから国境まではバイタクで行きます。
運転手の客引き合戦が始まり、値段は100円まで下がりました(笑)
ようやく国境に到着。
タンザニアの出国手続きは10分ぐらいで終わり、次はマラウイの入国手続きです。
マラウイは2年前までは、日本人はビザなしで入国できました。
しかし、今はビザが必要になり、料金はアフリカ一高い75米ドルも掛かります。
2人で150米ドルは高すぎますが、仕方ないですね。
さて、マラウイの入国手続きも終わりましたので、早速リロングウェに向かいます。
国境からリロングウェまでは、カロンガとムズズで乗り換えなければなりません。
カロンガ行きのバスが国境にあると聞き、探していたら、タクシーの運転手が声を掛けてきます。
どうせ高いだろうと思っていましたが、一応交渉してみることに。
600キロ以上離れているのにリロングウェまで、まさかの2人で4,300円で連れて行ってくれるみたいです。
リロングウェまでバスの場合は2回乗り換えないといけないので、2日掛かり、値段も2人で5,600円ぐらいします。
バスよりもタクシーが安いなんてかなり怪しいですが、タクシーを選びました(笑)
国境からリロングウェまでは12時間以上掛かりますが、タクシーなんでかなり快適です。これまでの移動が酷すぎたので天国のようでした。
日本の中古車のタクシーでしたので、AKB系列の歌が日本語で流れていました(笑)
運転手も気に入っているのか、12時間延々と同じCDをリピート。
流石にお腹も空いてきたので、スーパーに寄ってもらうことに。
かなり田舎でしたが、スーパーはかなり充実していました。
12月ということもあり、クリスマス仕様できらきらしています。
そういえば、マラウイは「Warm Heart of Africa(アフリカの温かい心)」と呼ばれているそうです。
アフリカでは珍しく対外戦争や内戦を経験していない国らしいです。
そして、アフリカ旅行の疲れを癒してくれる国でもあるみたいです。
到着時間は大幅に遅れて、22時にゲストハウスに到着しました。
料金も最初提示された金額で問題なかったので、乗って良かったです。
ゲストハウスの予約はしていませんでしたが、空き部屋があり、宿泊出来ました。
1泊2日の長い国境越えでしたが、2泊3日を想定していたので、まだ良かったです。
最後までお読み頂きありがとうございました。