世界遺産の古代都市「ポンペイ」へ!

皆さん、ボンジュルノ(イタリアの挨拶)!
プレハネのゆきです。

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昨日ベネチアからナポリにバスに移動してきました。

ベネチア-ナポリは約800km離れていますが、flix busだど二人で72ユーロ(約8,200円)なので、かなり安いです。

正直もう2年前のことになりますので、都市間の移動のことなんて全然覚えていないんですね(笑)


今日はナポリに来た目的でもある「ポンペイ遺跡」の観光に行ってきます。

ポンペイは古代都市の遺跡です。

最盛期には人口が2万人ほど住んでいたとも言われていますが、79年8月24日にヴェスヴィオ火山の噴火によって、街ごと飲み込まれて消滅したそうです。

ナポリからポンペイは電車で行くことができますので、Montesanto駅に向かいます。

ナポリの街並み

ナポリの街並みは発展途上国でよく見かけるマーケットや屋台が沢山あり、洗礼された街並みしか最近は見てなかったので、どこか懐かしさを感じます。

クリームパスタの揚げ物

こんなに屋台があると、ついつい買い食いしたくなります。

50セント(約65円)で売られていた揚げ物が意外と当たりで、中にはクリームパスタが入っていました。

歩くこと10分ぐらいで、napoli montesanto駅に到着。

napoli montesanto駅

今回利用する鉄道はスイス-イタリアの国境越えのお世話になったtrenitaliaです。

券売機

往復チケットを二人で11.2ユーロ(1400円)で購入することができました。

40分ぐらい掛けて、ポンペイに到着。

ポンペイ駅周辺

駅から徒歩10分ぐらいでポンペイ遺跡っぽい敷地は見えてきたのですが、広大すぎて、入り口を探すのに30分ぐらい掛かりました。

ポンペイ遺跡のエントランス

チケットは一人15ユーロ(約2,000円)とそんなに高いわけではないですね。

イタリアの遺跡でこの金額なのに、カンボジアの物価を考えた時にアンコールワットで滅茶苦茶高いですよね。

チケット

入り口にはなぜか吠えてくる凶暴な犬が居て、怖くて通りずらかったです。

入り口にいた犬

ポンペイ遺跡は2000年前に消滅したとは思えないほど、きれいに街並みが残っていました。

モヘンジョダロなどの古代都市の遺跡は基本的には風化が激しく、当時の面影を感じにくいです。

ポンペイ遺跡の道
公共のキッチン

ポンペイ遺跡は世界的に見ても、当時の生活が垣間見えるほどきれいに残っているそうです。

結構オープンな遺跡で、進入禁止区域などはなく、基本的に建物にはどこでも入ることができそうです。

ポンペイ遺跡の一番東側に位置する闘技場。

奴隷や捕虜たちによる闘いのほか、演劇など当時の市民の娯楽の場として機能していたそうです。

円形闘技場

2000年前にここで闘いが行われていると思うと、少しワクワクしてきます。

円形闘技場の中

遺跡に庭のような緑があると少し違和感を感じますが、至る所で保全のために改修工事がされていました。

愛の女神ヴィーナスとその子供のフレスコ画が残された邸宅です。

ヴィーナスの家

ポンペイ遺跡の中でもメジャーな観光スポットなのですが、全然人が居なくて、普通に見逃すところでした。

建物の模様は一軒一軒違ったデザインが施されており、中には奇抜なものもあり、見るのが楽しかったです。

一般的な古代都市の遺跡は同じようなデザインが多く、後半は少し飽きてくるのですが、ここの遺跡はそこが魅力ですね。

建物の中

ポンペイはお風呂が発達していたのか、公共のお風呂場が何か所もありました。

公共のお風呂

ローマ帝国やポンペイはお風呂や闘技場などのインフラをこんな時代から整えていたと思うと、改めてすごいと思います。

今のイタリアやギリシャの落ちぶれっぷりが、歴史の面白いところですね。

次はポンペイ遺跡一番の見どころである娼婦の館。

娼婦の館

この売春宿で働いていた女性たちは主に、ギリシャなどにルーツを持つ奴隷だったそうです。

料金は当時のワイン2人前〜8人前の値段。

ベッドは石でできていますが、当時はマットレスがあったみたいです。

ベッド

ポンペイにはいくつもの娼婦の館がありますが、ここが一番有名な理由は体位の壁画があるからです。

外国人が多く住んでいたらしく、言葉が分からなくても、壁画で注文をするらしいです。

体位の壁画
体位の壁画

ここは当時は公共広場として使われて場所です。

周囲には法廷や神殿、市場、浴場などが並んでおり、街の中心地としての機能を担っていたというのが通説見たいです。

公共広場

その近くにはテレビなどでよく見たことがる石膏がありました。

火山灰よって飲み込まれた人々が分解されて、残った空洞に石膏を流し込み、作られたそうです。

石膏と道具
石膏と道具

遺跡内にはレストランがあり、少し休憩をすることに。

今までの行った遺跡にはレストランなんて気の利いたものはなく、疲れても休みづらかったので、少し世界観は壊れますが、観光はしやすいですね。

休憩スペース

最後の目玉は秘儀荘です。

当時禁止されていたディオニソス信仰に関わる儀式を秘密裏に行っていたとされる建物だそうです。

あまり表立って活動できないのか、中心地である公共広場からはかなり離れた場所にあります。

秘儀荘

個人的にはこういった秘密結社的な物にはかなりロマンを感じます。

秘儀荘

秘儀荘の辺りはには10匹ぐらい野良猫がいて、猫好きなまなみはさわりたそうにしてました。

発展途上国だと犬猫は狂犬病などの病気を持っているので、触らないように言ってましたが、先進国なので問題はないと思いますが、少し怖いですね。

最後にまなみが一番楽しみだった音楽用の会場に行きました。

昔からクラシックをやっていたまなみにとっては、とてもワクワクするものなんだろうなと思います。

音楽用の会場

見たいスポットは全部見れたので、もう帰ろうと思います。

ポンペイ遺跡の観光だけでも6時間ぐらいは掛かったと思います。

これでも全部は回りきることはできず、かなり駆け足で観光したので、しっかりと観光したいのであれば、2つ日間ぐらいあってもいいかもしれません。

遺跡は入口と出口が同じ場所に一か所しかありませんので、戻るのにかなり時間が掛かりました。

朝にはなかったお土産屋さんもあり、どちらかというとアジアンテイストなお土産ですね。

あまりそそられるものがありませんでしたので、何も買わずに帰りました。

お土産屋さん

帰ってきたのは20時ぐらいで、疲れもあったので、今日は簡単にパスタを作りました。

最近パスタ率が高いですが、観光した後になかなか料理を頑張ろうという気分になれないです。

晩御飯

明日にはナポリの観光をしようかなと思います。

読んでくれて、グラッツェ(イタリア語のありがとう)!