まるで絵葉書の世界、キンデルダイク風車村と初めてのコロナ差別。

皆さん、フデミダッハ!(オランダの挨拶)
プレハネのまなみです!

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さて、オランダと言えば風車!

アムステルダム美術館でものどかな草原に川が流れ、側に風車が立っている絵画がありました。


オランダには有名な風車村が2つあります。

1つはアムステルダムからもアクセスが良く行きやすい「ザーンセ・スカンス(Zaanse Schans) 」。

そしてもう1つがオランダ最大規模で世界遺産にも登録されている 「キンデルダイク(Kinderdijk) 」です。

まなゆき
まなゆき

せっかくなら大きな風車村を見てみたい!


ということで、私達はキンデルダイク風車村に行ってきました!

結果、私はこの風車村が大好きで今でもしばしば写真を見返しています。

「やっとこの記事を書ける!」と楽しみにしていたくらい!笑

アムステルダム中央駅から風車村を目指していざ出発です!

キンデルダイク風車村までの行き方はこちらの記事をご覧ください。

アムステルダムからキンデルダイク風車村(Kinderdijk)までの行き方の徹底解説!

キンデルダイクまでが結構遠く、アムステルダムからは2回の乗り換えを経て3時間程で到着します。

他の旅人さんのブログを見て行き方を把握していたはずなのに、予想外にもバスのルートが変更していたりして少し焦りました。

変な話、パキスタンでモヘンジョダロを目指したときもそうでしたが、行き方が不透明で現地で手探りながらどうにか到着するのって、大変だけど旅感があって私は好きです(笑)


途中、バスを待ってるときに撮った一枚。

新iPhoneのポートレート機能を使ってみたかっただけだったけど、少しいたずらっぽい表情のゆきがお気に入り♡笑

何とか順調に乗り継ぎも終え、最後のバスでキンデルダイクで降りるだけ!って時に

風車村見えたね!
でもまだ少し遠くない??

だなんて言ってたら、降りるべきだった停留所を過ぎてしまったようです。

どんどん走るバス・・・
(バス停の間隔結構離れてる)

どんどん離れていく風車村・・・

運転手さんに「止まりたいです!」って必死に伝えて、下車したところから歩いて引き返します。

引き返すこと約20分。
ようやく風車村の入り口に戻ってきました!

風車村は地元の人も自転車で通り抜けたりしているので私有地ではなく、入場料などもありません。

時刻は既に4時。
入り口にあるお土産屋さんやカフェっぽいお店も閉まってました(確か3時までの営業)。

時間が時間なので、風車村を帰ろうとする数少ない観光客の流れに逆らいながら中へ。

曇り空で天気が良くないのは残念だけど、この穏やかでのどかな空気…写真からでも伝わるかな??

遠くに見えてた風車がどんどん近づいてくる。

この少し枯れたススキがまた味があって良いですね。

途中、晴れ間が差してくれました!

この川は不定期に小さいボードが流れており、野生の鴨が気持ちよさそうに泳いでいました。

つい写真ばかりになってしまいますが、この風車村の柔らかい雰囲気を感じて頂けると嬉しいです。

ずっと晴れたり曇ったりを繰り返していましたが、時折雲の隙間から日の光が差し込んでとっても綺麗。

しばらく太陽がまた隠れるまで見入ってしまいました。

ヨーロッパの観光は物価も高いし、どの国も忙しく移りがちでオランダも例外ではなくこの風車村に割り当てる時間もほんの1時間程度。

それでも風車村の中を歩いている時はとっても、心穏やかで久しぶりに心底癒されていました。

一体どこまで続いているのか分かりませんが、オランダ最大規模なので全てを回ることは不可能。

国土の 1/4 程度が海面よりも低いオランダにとって、地盤が沈まないよう有効な排水システムを築くことは長年の課題でした。

そこでオランダ人は干拓地に不必要な水が入らないように大規模な運河を掘り、また水面がある一定の高さで維持されるよう水を汲み上げてくれる風車を建てたそうです。

ホント、どの国においても現代で快適に生活ができているのは先代の方々の知恵と努力のおかげですね。

全体的に観光客はかなり少なめ。

夕方だったこともあるかもしれませんが、人が入らない写真も割と簡単に撮影できました。

この風車村には全部で19の風車が立っているそうです。

たった19でオランダ最大規模なの⁉と内心思ってしまったのは内緒ですが(笑)

しかし、途中で気付いてしまいました…。

この風車村…仮に風車がなくても、ただただ風景として絶景なんですよね。。

この日は晴天ではありませんでしたが、逆に晴れたり曇ったりしてくれていたからこそ色んな表情の風車村を見ることが出来たような気がします!

5時頃になり、またアムステルダムまで3時間かけて帰らないといけないので風車村を引き返します。

とっても心満たされて幸せな気分になっていたその時・・・

小学生くらいの2人の少年が自転車で私達とすれ違い様に言いました。

CORONA…
CORONA…

一瞬のことすぎて、ゆきと「え、今何て言った??」って話しながらも、耳にしっかりと残っていたのは「コロナ」という単語。(CovidではなくCoronaって言ってた)


ボソッと言いながら自転車ですれ違って行きましたが、確かに目は私達を睨んでて自分の洋服を引っ張って鼻と口元を服でガードしていました。


そっかぁ・・・
コロナかぁ。。

この頃まだ世界中へのパンデミックはなく、中国でコロナが流行り、日本でもクルーズ船の乗客の感染拡大が注目されていたことでした。


特にアフリカではコロナによるアジア人差別が顕著になっていた頃で、私達は幸いこれまで何もありませんでしたが初めてコロナ差別に遭いました。


当時、分かっていたのはアジアで流行し、感染力が強いということだけ。

ヨーロッパほどの離れた地の人からすれば、当然他人事でアジア人を見れば「こいつ、コロナ持ってるんじゃなか…」って思われるのも無理はありません。

相手が子供だったとは言え、心中はとても悲しかったです。

暴言も無ければ暴力もない。
全然酷い差別や中傷ではないんです。

でも「あぁ、こうやって差別って始まっていくんだな」ということを静かに理解し、平和ボケしていた頭を鈍器で軽く殴られて、心に小さなトゲが刺さったような…そんな感覚でした。


ゆきはさほど気にしていませんでしたが、私はその後も1週間くらい事あるごとにこの出来事を思い出しましたね。

風車村で癒されて幸せな気持ちで満たされていただけに、予想外の角度から急に小さい矢が飛んできました(笑)



それでも風車村は美しかった!!

本当に行って良かったと心底思う場所です。

アムステルダムからは確かに遠いけど、来る価値は十分にあります!!

百聞は一見に如かずなので、是非行ってみてくださいね!



帰りは順調に帰ってました・・・

途中まで!!!

そう、途中までは良かったんですけどね。

その途中で「アクシデントがあったので電車止まりマース!運転再開の見込みはまだ不明デース!」というアナウンスが…(笑)

え~!!!
こんな微妙な駅からの帰り方なんて調べてないよ!!


WIFIもなくそこらへんに駅員さんも何故かいないので、現地の人に尋ねながら何とかアムステルダム中央駅まで帰ってきました。

日本はこういう時の振り替え運転とか対応早いし、別の路線でも交通費も無しで通してくれるのに、ここでは対応鬼遅いし(「待ってれば明日だね!haha」とか言われた)、しっかり電車代も再度払わされました(笑)


アムステルダム着いたときはすっかり暗く、おかげて綺麗な夜景が見れたのは嬉しい誤算♡

iPhoneの夜景モードが素晴らしすぎて…

だって!
これが!!!

こうですよ!?!?!?

いやー・・・

旅の三種の神器は

・日本のパスポート
・クレジットカード
・高性能スマホ


ですね!



昼夜問わず綺麗な写真を撮れるようになりルンルン♪

無駄に写真を撮りながらスーパーに行き、宿に帰り着きました。

帰りのトラブルもあり、帰ってきたのは10時前。

自炊をする気なんてさらさら起きないので、再びジャンクフードのお世話になりました(笑)

ピザにカルボナーラに昨日の残りのオムライスとポテト(笑)あとコーラがあれば完璧だったな!

お腹もいっぱいになり、私達も猫ちゃんも眠くなったのでおやすみなさい🐈🌟


明日はお隣、ベルギーに向かいます!!


読んでくれてダンクユ!!