皆さん、サラマトスィズブィ(キルギスの挨拶)!
プレハネのまなみです!
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さて、昨日はようやく中国からキルギスに入国できました!今日は中継地点になっていたオシュからビシュケクに向けて移動します。
穏やかで、意外にも綺麗な街並みを横目に見ながシェアタク乗り場へ。
すると、ここで中国人がスマホに何かを打ち込み、翻訳アプリで何かを伝えてきた。
監視がありません‼
そこか‼
思わず皆で笑ってしまった(笑)
中国で生まれ育った彼は、ガッチガチの監視社会に慣れていて街中に警察がいないこと、周りに監視カメラがないことに驚きつつも、抑えきれないような笑顔で嬉しそうにしていた(笑)
なるほど、私達の目線では気づきもしないが、彼は普段から息苦しかったのだろう。
俺は自由だー‼
F*ckin 共産党―――‼
普段、中国では言えないようなことを、ここぞとばかりに吐き出しながら自由を噛み締めていた。なんだか不憫なので、思う存分羽を伸ばしてほしい(´・ω・)
悪意がある訳ではないが、中国に住んでいながらも自分の国の異質さに気付けるって凄いなと思った。中国はメディアの報道に偏りがあり、今現在行われている香港デモを殆ど知らないそうだが彼は知っていた。
シェアタク乗り場に着いて、沢山のドライバーが「ビジュケク!!ビシュケク!!」と声をかけてくるのでわかりやすい(笑)
英語ができる人が1人話しかけてくれて、意思疎通がしやすいのでその人に着いて行ったが、その人が運転する訳ではなく、紹介料的なお金をドライバーから受け取って私たちをドライバーに引き渡した。
なかなかの高額をぶんどっていたので、英語ができるだけで、この国ではよっぽど有利みたい。
車に乗り込み、これからまた12時間の移動が始まる。連日の移動で、本当にお尻がどうにかなりそう(笑)
この移動は本当に飽きることがなかった。
綺麗な景色の連続と、日本では絶対に見ることがないような遊牧民族の日常が垣間見れて楽しかった。
中国人の彼が色んな話をしてくれた。
彼とは英語での会話が難しかったので、Googleの翻訳アプリを使って話をした。
どうやら北京で獣医をしているらしい!!
一同ビックリして「すげーー!!」と賞賛の嵐(笑)
嬉しかったのか、沢山の写真を見せてくれました、手術中のね←
がっつり開腹している写真もあったが、そのタイミングで写真撮る余裕があるんだな(笑)
なかなかグロかったけどw
ほぼ無償で赤十字でもボランティアで働いているらしく、本当に心が綺麗な彼。
一つ一つの言動が可愛いくて無邪気すぎて、とても36歳には思えないけど、将来はこんな息子を産みたいと思った(笑)
それから、中国の異様な共産主義に心底嫌気がさしているみたいだった。
徹底した管理社会の中で、よく聞く話はネット規制に関して。国に情報操作されている為、GoogleやYoutubeなどは利用できなくなっており、国内で放映される情報も勿論ひどく偏っている。
チベット地方では、とある国民がFacebookを利用し、ほんの数通だけメッセンジャーで連絡を取り合っているのがバレて殺されてしまったらしい。
メッセンジャーでどんな内容の話をしていたかは問題ではなく、メッセンジャーアプリを使ってしまったのが原因。
毒された国だなっていうのが正直な印象。
彼は祖国である中国に嫌気がさして、これから英語を勉強して数年後にはカナダに移住する予定らしい。
「いやだなぁ」ってボヤきながらも、同じ環境の中に居続けてしまう人が多い中、彼はすごい行動力だなと思った。
しばらくして、休憩するべく食事処に立ち寄った。
朝ごはん位の時間だったし、割高な気もして私とゆきだけは遠慮してスーパーをブラブラ。
皆は美味しそうに食べていて、ドライバーがシャシリクをお裾分けしてくれた。これがとんでもなく美味しかった!!
中央アジアで何度もシャシリクを食べたが、1番美味しかった気がする(笑) パキスタンで殆ど肉を食べられなかったので、より美味しく感じた。
出発するぞー!!と再び車に乗り込むとドライバーかなにか言っている。
ご飯代くれ
なるほど。
ドライバーの食事は客が負担するのか(笑) 節約のために私たちは朝食を遠慮したのに…って思ったが、私たちもシャシリクを頂いたので同乗者4人で分けて払おうとしたら、、
僕が払うー!!
え、ちょっとドクター!!(職業聞いてから、みんな呼び方が変わった笑)。 本当に優し過ぎないか;;?
途中、トイレ休憩の場所が綺麗すぎた。
急に顔を出した緑色の湖
トイレは10ソム払わないといけないのだが、気付かぬうちにドクターが4人分を払ってくれていた(;_;)
スモールマネー! OK!!
ドクター、ありがとう;;
トイレの神様。。。
自分のトイレ代を人様に払っていただく日が来るとは…(笑)
トイレは中国以降、何度も見かけた、衝撃のニーハオトイレ。 これは中国で撮影したものだが、どこもこんなん。(ちなみにまだマシな方)
ドアはない。
ペーパーはない。水洗でもない。
一応男女分かれてはいるが、入ると皆のお尻がそれぞれの仕切りからニーハオ♡している。
日本の田舎のようなまともなぼっとん便所でもないので、穴の下は普通に地面。
少しだけ穴が掘ってあって、そこに大量の排泄物が積もっていくシステム。
溢れたらどうなるのかな。 積もりすぎてもぅすぐそこまで色々なものが来ているが、私もそこに追加する他ない。
中国とパキスタンの国境でこのトイレに出会って以来、トイレにはだいぶ耐性がついた。そこらへんの茂みで用を足すのはもぅへっちゃら。お母さん、こんな娘でごめんよ。
トイレから話しを戻す。
ドライバーが皆に買ってきてくれたリンゴ
のどかな風景とリンゴが相まって凄く良い。
走りながら続く壮大な山々に癒される。
まだまだオシュに向けて走ると、ヤバいほどに標高が上がっていく。
辺りの山は雪が溶けずに残っている。
山脈のほぼてっぺんまで来た時に、音がした。
「パンっ!!」
何の音か始めは分からなかったが、座席を見てみると来る前に買ってきたポテトチップスの袋が気圧の変化で割れてしまっていた。
今までどんなに膨らんでも割れたことなんてなかったし、飛行機でも大丈夫だったのに。
とりあえず、開いてしまったものは仕方がないので、喜んで完食した(笑)
※長くなるので次の記事に続きます!