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皆さん、 アッサラームアレイクム (パキスタンの挨拶)!
プレハネのゆきです。
思い出深いスストでの3連泊を終えて、本日やっと中国に向かいます。
パキスタン(フンザ)から中国(タシュクルガン)の国境越えの方法をこちらの記事を参考にしてみて下さい。
フンザからタシュクルガンへバスでの国境越えの徹底解説!
朝9時NATCOバスターミナルに向かい、30分程待機していたら、中国行きのバンが来ました。
バンが出発してからほんの1分ほどで、スストにあるパキスタンのイミグレに着きましたので、この距離なら歩いて来れるんじゃないかと思ってしまいます。
スストで同じゲストハウスに泊まっていたおばあちゃんたちご一行にも会うことができました。
おばあちゃんたちも今日中国に行く予定で、人数が多いため、バンを貸しきって行く事ができるみたいです。
出国手続きをしているときに、2人の日本人と出会います。
二回目の海外にして中央アジアを旅行している大学生の柳さんと、JICAで活動された経歴を持ち今はトレッキングにはまっているよしさんです。
スストで16名の日本人と出会うと思いもしませんでしたが、2人とは偶然にも同じバンだったので、とても心強かったです。
出国手続きは何の問題もなく完了して、再びバスに乗り、中国の国境に向けて出発!
今から世界一厳しい国境越えをするとなると、かなり気が引き締まります!
久しぶりの僕たち以外の日本人との会話がとても楽しくて、お互いの旅行歴や経歴、地元のことなどで、盛り上がります。
やっぱり旅行している人との会話は、ぶっ飛んでいるので面白いです。
スストから「パキスタン出国-中国入国」の区間は2時間ほど掛かりますが、会話しているとあっという間に時間が過ぎました。
こちらの国境には、中国のイミグレはありません。荷物を検査する場所があるだけです。
しかし、ここも1つ目の関門。
噂に聞いていた通り、細かい荷物検査が始まります。
バックパックの全ての荷物を出されて、一つ一つチェックされます。
更に、一つ一つのもの対して、「これは何だ」と聞かれます。
一人の荷物チェックの時間は、オフィサーにもよりますが、20分ほど掛かります。
まなみは生理用品に対しても「これは何だ」と聞かれ、困っていました。
バンの乗客全員の荷物チェックと待機時間含めて、2時間以上は確実に待ちました。
荷物検査を終えて、バスに乗り込み、中国のイミグレがあるタシュクルガンへ向かいます。
パキスタンのイミグレから中国のイミグレまでおよそ200キロ離れており、変わった国境越えになります。
国境からイミグレまでは、入国すらできていないため、今の状態では気軽にトイレに行けないほど、かなり行動が制限されます。
更にイミグレまでの道中に3回ほどのパスポートチェックがあります。
タシュクルガンのイミグレに着き、ようやく入国手続きをすることができます。
入国手続きするために、まず全ての端末の写真のデータを確認されました。
世界最悪の国境越えと言われる理由は恐らくコレです。
ミスショットや不審な写真は逐一何の写真かと聞かれます。
携帯の写真なんて、ただでさえ人に見せたくないものなのに、目の前で見知らぬ人に舐めるように隅から隅までデータを見られます。
これは非常にストレスです。
人に見られたくないあんな写真やこんな写真まで。
1人の人がデータを一通り見終えたかと思うと、今度はなぜか他の職員の手にそのスマホが渡り、別の人のチェックがまた入ります。
これを3人の職員にやられました。
僕は写真チェックに30分ほどで終わりましたが、まなみは端末3台とパソコン1台所持していたため、50分ほど掛かっていました。
厳しい入国手続きと覚悟はしていましたが、実際に体験してみると、かなり面倒くさいです。
人権を侵害されるような気持ちにすらなりますが、抵抗なんてしようものならここは中国なので拘束されてしまいます。
どんな状況になっても大人しく従う他ありません。
タシュクルガンに着いたのは、夜中の21時を回っていました。
しかし、タシュクルガンの時間は北京時間になりますが、北京とは日没時間が違うため、21時でもまだまだ明るいです。
よしさんは以前にタシュクルガンに来たことがあるので、バックパッカー一番有名なK2というゲストハウスに案内して頂きました。
私達は、中国のお金を持っていなかったため、途中ATMに寄ってもらったのですが、まさかの外国のクレジットカードが使えないことが判明!
スストと同じような状況になり、よしさんからタシュクルガンのホテルとご飯代を貸して頂けることになりました。
私達とよしさんは、カシュガルまでは同じルートになりますので、お金を引き下ろせるまで大変お世話になりました。
K2ゲストハウスは、非常に綺麗で、Wi-Fiも早く、カフェも併設されているので、居心地の良いゲストハウスでした。
パキスタンから来た私達にとっては、ホットシャワーが出るだけとても嬉しかったです。
私達は4人でご飯を食べに行くことになり、近くのレストラン街に繰り出します。
タシュクルガンは全くと言っていいほど英語が通じませんので、料理を選ぶのにすごく迷いました。
しかし、麺や飯、青椒肉絲・麻婆豆腐などなんとなく料理を想像することができるのは、ありがたかったです。
私は鶏のラーメンを頼み、まなみはトマトベースのラーメンを頼みました。
この料理は本当に美味しかったです。日本人は元々中華料理は馴染みがあるので、日本食を食べるような気持ちでこのラーメンを食べることができます。
よしさんに久々のビールを飲ませてもらい、中国料理を堪能することができたので、その日の疲れが一気に引き飛びます。
私達は、次の日にカシュガルに行くために朝の5時に起きなけれならないので、ゆっくりする間もなく、ゲストハウスに戻ります。
すぐにお風呂に入り、寝たいところですが、カシュガルのホテルを調べなければなりません。
カシュガルは外国人が泊まれるホテルが限られているので、探すのには本当に苦労しました。
明日への全ての準備が整った時は、すでに夜中の2時を超えていました(笑)
次の日、昨日の国境越えの疲れが取れないまま、カシュガル行きのバスがあるバスターミナルに向かいます。
タシュクルガンの朝は非常に寒くて、本格的な上着がまだない私には非常に堪える気温でした。
無事にタシュクルガン行きのバスチケットを購入することができましたが、バスはまだまだ満員になりません。
バスで待機すること1時間半が経過した位で、ようやくバスが出発しました。
タシュクルガンからカシュガルの道中は、パキスタンから中国の国境越えの時と同じように壮大で綺麗な景色を堪能することができます。
特に中国が人工で作ったエメラルドグリーンの湖は、非常に綺麗で、見ごたえのあるものでした。
カシュガルには、夕方の4時くらいに着き、4人で夜ご飯を食べることになりました。
バスターミナル近くのレストランに行くことになり、私達は中国のお金を持っていませんので、急いでATMを探しに行きます。
レストランの近くに大きなデパートに行ってみると、LONGINESSなどのハイブランドのショップが並んでおり、委縮してしまいそうになります。
デパートにはATMがありましたので、無事にお金を下ろすことができ、ようやくお金に対しての不安が消えました。
レストランに戻ると、二人はすでに注文していたので、急いで私たちもメニューを決めなければなりません。
しかし、相変わらずの中国語の絵すらないメニューなので、決めるのが難しい。
結局、昨日と同じようなラーメンを注文することになりました。
昨日のラーメンも美味しかったのですが、こちらのラーメンも凄く美味しいです。
よしさんは、とても気に入ったみたいで、同じものを2回頼み、完食していました(笑)
日本のラーメンとはかなり違いますが、ラーメン発祥の地の中国のラーメンも非常に美味しいです。
ご飯を食べ終わり、よしさんにようやくこれまでのお金を返すことができます。
しかし、中々お金を受け取らないよしさんと絶対にお金を返したいまなみのバトルが始まります。
なんとかよしさんにお金を渡すことができたので、ゲストハウスに向かうことになりました。
お二人と私達はゲストハウスが違うのですが、途中までは同じタクシーで行くことになりました。
柳君は、明日一緒にキルギスに向かいますが、よしさんと一緒に旅行するのはカシュガルまでとなります。
4人で行動はとても楽しかったので、なんだか寂しい気持ちになります。
よしさんに全員分のタクシー代を出して頂くことになり、最後の最後まで優しく、お世話になりっぱなしでした。
またどこかでご一緒に旅行ができたら嬉しいなと思っていると、タクシーはゲストハウスに着きます。
しかし、booking.comで表示されている場所にホテルがありません。
ホテルを探し回ること2時間、中々見つけることができない私達は途方に暮れていました。
地元の人なら知っているかもと声を掛けるも中々、有益な情報はありません。
そんな中1人の小学生くらいの女の子が、車を一台呼んでくれました。
最初はタクシーかと思ったのですが、彼女のお兄ちゃんが来てくれたみたいです。
本当に場所を知っているのかと不安を抱きながら、車を走らせること10分、目的のゲストハウスに来ることができました。
中国の入国手続きに嫌気が刺し、中国が嫌いになりそうな私達は、中国人の優しさに触れて、一気に印象が変わってしまいました(笑)
しかし、booking.comの場所からかなり離れているので、見つけることが難しすぎる(笑)
中国はあまり堪能できていないですが、明日はキルギスに向かうべくカシュガルへ。
最後までお読みいただきありがとうございました。