パキスタンから中国への国境越えの予定がまさかのスストで3連泊!

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皆さん、  アッサラームアレイクム  (パキスタンの挨拶)!
プレハネのゆきです。

これから世界最悪と恐れられているパキスタン-中国の国境越えに向かいます。

パキスタンの国境行きのバスが休日と祝日が重なり、三日後からしか国境越えできないとの情報をゲストハウスのオーナーに言われました。

しかし、私達にはあまり時間がありませんので、一縷の望みを掛けて、国境越えバスが出ている街のスストまで向かいます。

こちらの記事でパキスタン(フンザ)から中国(タシュクルガン)への国境越えの方法をご紹介していますので、参考にしてみて下さい。

まずは私達が滞在しているアリアバードからススト行きのバスが出ているカリマバードに行く必要があります。

カリマバード行きのバスは通称ZEROポイントと呼ばれる場所からバスがあります。

ZEROポイントで30分ほど待っていると、10人乗り用のトゥクトゥクみたいな車が来ました。

しかし、トゥクトゥクには沢山の人が乗っており、私たちは沢山の荷物があるので、乗り込むことができませんでした。

仕方ないので、タクシーを捕まえて、カリマバードのススト行きのバスターミナルへ行きます。

バスターミナルでススト行きのバスを確認すると、1時間後に出発するとのことなので、私達は食料調達のためにカリマバードに繰り出します。

昨日初めて食べたサモサが美味しすぎて、サモサを6個ほど買ってしまいました(笑)

サモサは、中央アジアのソウルフードで、揚げたパンの中に賦課したジャガイモが入っていおり、1つ食べるだけでもかなりお腹が膨れます。

1時間後に遠足のような気分でバスに乗り込み、スストへ向かいました。

カリマバードから出発して1時間ほど経過したぐらいの、スストまでのちょうど中間地点あたりにあるアッターバーグレイクと呼ばれる湖があります

ドライバーによっては立ち寄ってくれますが、私達のドライバーは立ち寄ることもなく通り過ぎました。

しかし、通りすがりに見える景色だけでも十分に伝わるほどの綺麗な湖でした。

私達の座席はアッターバードレイクを見ることができたので、写真に収めることができたので、とてもラッキーです。座席は左側の窓席を確保しましょう!

湖の色がエメラルドグリーンで、フンザ特有の突出した山脈の山肌の豪快さが相まってとても素晴らしい景色でした。

アッターバードレイクから1時間ほど経過した位に、スストに到着しました。

スストはネットで検索してみても、ゲストハウス情報がほとんどありませんでしたので、宿に泊まれるか不安でした。

しかし、意外にも10軒ほどのゲストハウスを見つけることができ、料金も良心的な金額でした。

スストで止まったゲストハウスは、Hotel Mountain Viewです。

2人1泊2000ルピーで、ホットシャワーがあり、Wi-Fiも早く、ベッドの寝心地もとても良かったです。

ゲストハウスが決まり次第、早速natcoバスターミナルに向かいました。

スタッフに明日中国に行きたいと伝えると、「明日は休日だから無理だ。祝日も重なっているから3日後になる。」と言われました。

アリアバードのゲストハウスのオーナーが言っていたことは、悪い意味で本当でした。

私達はこの何もないススト3連泊することを余儀なくされました。

仕方ないので、3日後の中国行きのバスチケットを購入して、ゲストハウスに戻りました。

僕たちに泊まっているゲストハウスで日本語が聞こえてきます。

しかも、かなりの大人数の声に、興味が湧き、行ってみました。

すると、最高年齢80歳、平均年齢60歳以上の10人以上のおばあちゃん達一行がいました。

スストで日本人に合うことにビックリしましたが、おばあちゃんたちの年齢にはそれ以上にビックリしました。

更に、おばあちゃんたちは、フンザのトレッキング帰りだそうです。

80歳でもバックパッカー、トレッキングをするパワフルさが本当に凄いなと思いました。

自分が80歳のお爺ちゃんになった時に、果たしてバックパッカーとしてパキスタンに来れるかは分かりません。

そして、この人たちのようにこれからも元気でバックパッカーをしたいなと思いました。

スストは半径500メートルほどしかない小さな小さな町なので、何もやることはありません。

一度フンザに戻ることも検討しましたが、ゆっくりススト過ごすことになりました。

しかし、意外とスストでの三日間あっという間に過ぎました。

まなみに初めて散髪してもらい、人生初体験の青空散髪!

スストにはレストランも多くはありませんでしたが、どこのレストランも外れはありません。

特に僕のお気に入りは、スパイスの効いた餃子を10個150円で食べることができるこちらのレストランです。

夕暮れ時になると、地元の住民がこぞって買いに訪れます。

こちらのレストランでチャイを作らせてもらうまなみ。

スストの夜は明かりがほとんどありませんので、綺麗な星空が見ることができます。

雪の積もったフンザの山脈とスストの街並みはまるでスイスの様でした。

充実したスストの生活でしたが、ここである重要な問題に直面します。

私達はパキスタンのお金がほとんどありませんでしたので、スストに3つあるATMに行きました。

しかし、全てのATMは外国のクレジットカードに対応していませんでしたので、お金を引き下ろすことができませんでした。

銀行も休日・祝日なので空いておらず、両替もできません。

アリアバードのATMに行くことも考えましたが、祝日のため全てのバス会社は運行していません。

つまり、パキスタンのお金を入手することが不可能な状態です。

このままでゲストハウスの料金や出国に必要なお金が全く足りません。

困り果てていた私達のことを見かねて、地元の人たちが両替をして頂けることになりました。

パキスタンでは米ドルが使えないのにも関わらず、本当に親切にして頂きました。

記念にパキスタンの国旗とカシミールの国旗を持って、写真撮影をしました。

この恩は一生忘れることはありません。

いよいよ明日スストを出ることになりました。

3連泊が決まった時は、正直嫌だなと思いました。

しかし、スストでの生活で、私達は沢山の人に親切にして頂き、沢山の素敵な方と出会い、良い思い出作ることができたので、スストは今では思い出の地です。

最後までお読み頂きありがとうございました。