皆さん、アッサラーム・アライク(エジプトの挨拶)!
プレハネのゆきです。
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今日は古代エジプトの新王国時代の王族・偉人のお墓が64つも建てられている王家の谷に行ってみたいと思います。
王家の谷は自力でも行くことができますが、ゲストハウスから10キロ以上離れているので、自転車をレンタルしなければなりません。
時間とコスパが悪いので、ゲストハウスで紹介してもらったツアーに参加することにしました、
ゲストハウスでは、無料で朝食が食べれますので、ツアーの前に腹ごしらえをします。
朝食を食べる場所はなんと屋上のテラスです(笑)
内装と言い、テラスと言い、ゲストハウスにしてはかなりお洒落に作られています。
朝食も豪華なのかなと期待していましたが、朝食の内容は前回カイロで泊まったゲストハウスと変わりませんでした。
予定通り8時にツアーのバンが来て、他数カ所のゲストハウスで参加者を拾ってから、いよいよツアーが始まります。
王家の谷ツアーは、王家の谷だけではなく、古代エジプト文明の遺跡を合計4カ所見ることができます。
但し、ツアー料金に入場料は含まれていませんので、それぞれの遺跡に入場したいかどうかは自分で選ぶことができます。
最初に向かった場所は、世界遺産にも登録されているメムノンの巨像です。
この石像は、夜と朝の寒暖差の影響でうめき声のような口笛を発する石像として有名になりましたが、修復工事後はそのうめき声は聞こえなくなったそうです。
無料でこの石像を見ることができますが、所要時間はたったの5分なので、皆一斉に写真大会が始まります。
しかし、この石像以外に見る場所は無いので、時間を持て余してましたね(笑)
次に向かった場所は、今日の一番の見どころの王家の谷です。
王家の谷のチケットの入場チケットでは、3つの墓しか見ることができません。
特別な王のお墓のチケットは個別で買うこともできますが、軒並み6000円を越えてきますので、泣く泣く普通のチケットを買うことにします。
エジプト文明の王たちのほとんどのお墓は墓荒らしの被害を受けために、トトメス1世によってはじめて自分の墓のありかを隠す目的でこの谷に初めて岩窟墓が建設されたそうです。
こちらのお墓も墓荒らしの被害を受けたものの、唯一ツタンカーメンのお墓は一切被害を受けなかったらしいです。
1つ目のはラメセス4世のお墓です。
初めてエジプトのお墓に入りましたが、想像していた通りのエジプトらしいお墓が見れました。
修復工事がされたのかは分かりませんが、お墓はかなり綺麗に保存されています。
棺らしいものが一番奥にありました。
2つ目は、ラメセス6世のお墓です。
古代エジプトの象形文字や絵は、本当にロマンがあってカッコいいですよね。
そして、この文字の意味やお墓の謎を解き明かす考古学者に憧れ、なりたかった時もありました。
棺が入るスペースがあるので、恐らくここに埋葬されていたのだと思います。
私達は入ることができませんでしたが、こちらがツタンカーメンのお墓です。
ツタンカーメンのお墓は滅茶苦茶見てみたかったですが、7000円も掛かりますので諦めました。
ツタンカーメンは日本人にもかなり有名だと思いますが、お墓自体は他の王たちのお墓に比べてかなり簡素らしいです。
ツタンカーメンのお墓の発掘に憧れを抱いたもの考古学者は多くいましたが、それと同時に考古学者泣かせと呼ばれるほど、ツタンカーメンの存在自体が不確かな物でした。
考古学者の一番の敵である墓荒らしから一切の被害を受けることなく、完璧な状態で副葬品や有名な黄金のマスクが発見されて、一躍世界で一番有名なファラオ(王)になりました。
誰もがツタンカーメンは存在しないと思っていましたが、考古学者のハワード・カーターは数十年も諦めることなく探し続けたそうです。
黄金のマスクはカイロの大エジプト博物館に収蔵されており、私は前回見ることができました。
3つ目は、 メルエンプタハのお墓です。
こちらのお墓は間接照明の影響かは分かりませんが、そこまで煌びやかではありませんでした。
お墓や棺、埋葬のされ方はそれぞれによって全く違いました。
恐らくその当時の王の影響力や権力が強い人ほど豪華に作られたのだと思います。
所要時間は1時間しかありませんでしたので、足りない人はそのまま王家の谷に残っていました。
次に向かうのはハトシェプスト女王葬祭殿です。
エジプトで最初の女王となったハトシェプストのための葬祭殿(神殿)で、王たちとは違ったデザインなので、気分転換になります。
断崖に作られている遺跡を見ると、ヨルダンのペトラ遺跡を思い出します。
こちらの場所が一番奥になるのですが、何の場所なのかは分かりませんでした。
ハトシェプスト女王のお墓は未だに発見されていないみたいなので、この謎もまた解き明かされる日が来るといいですね。
次は最後の遺跡になります。ラメセス3世葬祭殿です。
まなみはここにそこまで興味が湧かなかったみたいなので、今回は私一人で行ってきます。
正直私もそんなに興味はなかったんですが、かなり私好みのカッコいい遺跡でした。
全体的に今までの遺跡よりも大きいので、絵や象形文字の大きさのインパクトはかなりのものでした。
エジプトの遺跡には全ての柱や壁にびっしりと刻み込まれているので、同じような遺跡を見ても、飽きないのが良いですね。
今回のツアーの遺跡を二人でほぼ全て入ると、6000円以上も掛かってしまいますが、それでもそれだけの価値がありました。
時間もかなりタイトで、遺跡によっては全然時間が足りなくて、物足りないとも感じてしまいます。
時間とお金の余裕で全部を楽しみ切ることはできませんでしたが、またの機会があればもう一度参加してみたいです。
15時ぐらいにはボブマーリーホテルに戻り、このままカイロの戻ろうと思います。
ルクソールには一泊しかしていませんが、ルクソール神殿やカルナック神殿、王家の谷のツアーなどの行きたいところは全て行くことができたので満足です。
2つ日間だけしか滞在していないのと思うぐらいに、かなり濃厚な観光をすることができました。
一泊しかしていないのにも関わらず、快くお風呂や共有スペースでの滞在をさせていただきました。
みなさんもルクソールに行ったら、是非ボブマーリーホテルに泊まってくださいね!
共有スペースで寛いでいると、「I Love Japan」と書かれたシャツを着た人と日本語が堪能なイスラエル人に会いました!
イスラエル人は半年間程青森に住んでいたので、かなりペラペラに日本語を喋れます。
なぜ青森を選んだのかがかなり気になりましたが、時間が無いので、あまり喋ることはできませんでした。
ルクソールの最後のご飯は、日本人ブログでオススメされていた「Sofra」に行きたいと思います。
ホテルからは歩いて五分ぐらいの距離なので、すぐに着きました。
しかし、メニューを見てみると、値段がかなり上がっています。
サラダで500円から、メインの料理は1000円以上もしますので、あえなく断念。
ケンタッキーみたいなフライドチキンのお店の「chicken broast」に行きたいと思います。
アジアでよく見かけたチェーン店なんですが、前々から気になっていたんですよね。
お店に入り、メニューを選んでいると、私の携帯が無いことに気付きました。
さっきのレストランに忘れてきたのかもしれないので、急いで戻ることにします。
エジプトなので、盗まれていておおかしくない思っていましたが、オーナーがしっかりと保管していてくれました。
オーナーにお礼を言って、お店に戻ると、まなみがすでにお会計を済ませていたようです。
まなみもイスタンブールで携帯を失くしまたが、無事に戻ってきました。
決して治安の良い国ではないのに、盗まれずに済んだのは、本当に運が良いなと思います。
さて、お待ちかねの料理ができたみたいです。
まなみはハンバーガーとポテトのセットで、私はチキンの炒飯みたいなものを注文しました。
これだけで600円ぐらいしかしませんが、ケンタッキーよりも安く、美味しいチキンを食べれます。
また機会があれば、食べに来たいと思います。
さて、そろそろバスの時間になりましたので、宿に荷物を取りに行き、バスターミナルへ向かいます。
バスは時間通りに出発したので、とりあえず一安心!
後ろの席のエジプト人から、まさかの「日本人ですか?」と日本語で聞かれました。
彼はカイロ市内で日本人のガイドをしているので、かなりペラペラに喋ります。
今日はよく日本語を喋る外国人に会いますね(笑)
今回のバスは前回よりも全然寒くないので、快適に眠ることができました。
朝の6時ぐらいにカイロに到着して、前に宿泊したホテルに向かいます。
オーナーを起こす形にはなりましたが、チェックインさせてもらえることになりました。
さて、まだ朝は早いので、もう一回寝ることにします。
最後までお読み頂きありがとうございました。