皆さん、テナ イストゥリン(エチオピアの挨拶)!
プレハネのゆきです。
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今日はダナキルツアーの一番の目玉のダロル火山に行きたいともいます。
朝4時から朝ご飯を食べる旅程なので、あまりぐっすりと眠ることはできませんでした。
食堂にベッドを持ってきたときは私達しかいませんでしたが、朝起きてみると10人以上が寝ていました。
昨日の夜から降り出した雨も未だに降り続けていますので、雨のダロル火山を観光することになりそうです。
今日の朝食はパンとお肉の炒め物と果物のオレンジとメロンです。

思った以上に豪華な朝食ですね。
ただ食べる場所が問題で、明かりが一切なく、雨漏りしているので、結構食べずらいです。
ずぶ濡れのコンディションでダロル火山の観光とかしたくないですが、天気なので仕方ありません。
プレハネでも3番目には来たかった場所なので、頑張って観光に行きましょう。
5時ぐらいにキャンプ場を出発して、7時にはダロル火山の麓に到着しました。
少し小雨になったものの、まだどんよりとしていますね。

昨日の塩湖とダロル火山が隣同士にあるので、その切替わりに違和感しかありませんでした。
最初は普通の地面でしたが、徐々に変わっていって、火山灰か何かで形成されたものになりました。
ダロル火山らしい色に変色し始めてきました。

奥に進むにつれて色が変わるので、飽きることが無いです。
歩いてから30分ぐらいして、ようやくダロル火山らしい毒々しいものを発見します。

この辺りから一気に硫黄の匂いがきつくなり始めてきました。


ダロル火山は1つの色で統一されていなくて、どこを見渡しても全部の色が違うので、不思議で仕方ないです。
さて、いよいよダロル火山の一番の見どころに到着しました。

バックパッカーの間では、ダロル火山は「火星」「ナメック星」と呼ばれています。
確かに、地球ではない他の星に来ているような気分になれます。
それにしても、バックパッカーはネーミングセンスが良いですね(笑)
インジュラはぼろ雑巾、ペトラ遺跡は中東のディズニーランド、ここはナメック星など(笑)

今までの場所も現実離れしていましたが、ここは「異質」でしかありません。
せっかくなら晴天のダロル火山らしい景色を見てみたかったですね。
曇天の景色も異質感が増長されるので、これもこれで悪くはないですね。
この辺りになると、風下居るだけで、息をするのがかなりきつくなってきました。
ツアーのドライバーやリーダーは命を削りながら、仕事しているみたいです。
だから、あまり長居すると体に良くないので、15分ぐらい鑑賞してから戻ることになりました。
ドラゴンボールが好きな私には、ナメック星と呼ばれる場所に来れただけでも嬉しかったです。
雨の影響もありましたが、ダロル火山の地質が相まって、滑りやすいので危なかったです。
地面も尖っていますので、何人かは怪我をしていました。
私のグループは誰も怪我することなく無事にランクルの場所まで戻ってこれたので良かったです。
昨日の塩湖まで戻り、塩の発掘作業の見学をするみたいです。

こちらが塩を採掘しているところです。

採掘者は地面を掘り起こして、一つの岩塩を7キロの長方形にしなければいけません。
完成した岩塩を10個のセットにして、そのセットを6~7個ほどをラクダに乗せて、60キロも離れている町まで運ばなければなりません。
この岩塩を1日に数百個作るのも気の遠くなるような作業ですが、それ以上にラクダが可哀想で仕方ありません。
幸いにも今日は雨ということもあり、作業するには快適な気温です。
真夏は気温が40℃を越えるために、ベテランの職人ですら倒れることも日常茶飯地。
一人の白人が見様見真似で採掘の挑戦をしていましたが、最初の過程の掘る作業で満身創痍でした。
20分ぐらい岩塩の採掘作業の鑑賞をしてから、次はご飯屋さんに向かうみたいです。

今日のお昼ご飯も全然悪くないですね。
もっとインジュラを食べることを覚悟していましたが、このまま1回も食べることなく終わりそうな気がします。
もしかしたらツアー参加者があまりにも食べれないので、普通のパスタとかお肉のメニューに変わったかもしれません。

レストランで働いている女の子がコーヒーを煎れていました。

エチオピアでは「money」と言ってくる子たちも多いですが、純粋な子も結構多いです。
もう少しまともな勉強する機会があればと思いますが、中々難しいんですかね。
さて、これからエルタアレ火山の麓にあるキャンプ場に行くみたいです。
最初は順調に行っていたのですが、途中の村で通行費を要求されて、ドライバーと村人がかなり揉めていました。
現地人でもこんな対応されるんだなと気軽に考えていましたが、まさかの3時間以上も解決するのに時間が掛かりました。
20時ぐらいにはキャンプ場に到着する予定だったのに、結局23時ぐらいにようやく着くことができました。
今日の寝る場所も相変わらず酷いですね(笑)

それから、ツアーのリーダーが急いで用意をして、すぐにエルタアレ火山の観光に向かいました。
本当は往復4時間以上のトレッキングになる予定だったのですが、往復2時間のコースで行くことに。
4時間のトレッキングもしんどいし、目的地も変わらないので、逆に有難いですね(笑)
明かりは全くないので、トレッキングするのはかなり怖いです。
しかも、この辺りはダロル火山よりも更に硫黄の匂いがきつく、ガスマスクが欲しくなるレベルでした。
写真が伝わりずらいですが、火山が活動しているのを見ることができました。

2年前の地震の影響で火山口が少し下がって、見えなくなりつつあると言われています。
それでもマグマが噴き出している瞬間の迫力は凄いですね。
トルクメニスタンの地獄の門を思い出します。
火山口辺りは更に硫黄がきつく、長居するのは命に関わってくるらしいです。
リーダーをこれ以上いるのは危ないと言って、キャンプ場に戻ることになりました。
深夜1時にようやく夜ご飯を食べることができました。

皆疲れ切っていますので、ほとんど喋ることはありませんでした。
ご飯の最後にリーダーから明日の予定を言われましたが、朝の5時からまたエルタアレ火山の観光に行くみたいです。
流石にきつすぎるので、来たくない人は来なくてもいいらしいです。
明日も早いので、すぐにベッドで寝ようとしましたが、また雨が降り出してきました(笑)
最早雨なんてどうでもいいと思いながら、気にせずに寝ることにします。
さて、明日がいよいよダナキルツアーの最終日になります。
疲れはかなり溜まっていますが、最後まで頑張りましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。