皆さん、テナイステリン(エチオピアの挨拶)!
プレハネのゆきです。
いよいよ本日は、2年越しの思いが叶い、ダナキルツアーの始まりになります。
ダナキルツアーは猛暑と悪路で、世界一過酷なツアーと言われています。
正直不安や怖さもありますが、それ以上にあの景色を見てみたい気持ちの方が強いです。
朝の9時にオフィスに集合なので、今日は久しぶりにゆっくりと寝ることができました。
こうへい君も起きれたみたいなので、メケレにあるETTのオフィスに向かいます。
前日に予約していた送迎が来ませんので、仕方ないので歩いていきます。
歩いても5分程しか掛からないので、必要ないと言えば、必要ないんですけどね(笑)
トヨタのランクルが大量に停められている駐車場がありましたので、ここで間違いないことを確信。
オフィスにはすでに何人か待機しており、9時半からツアーが始まるみたいです。
オフィスには私たち以外にも2人の日本人がダナキルツアーを待っていました。
さて、ツアー開始時間になりましたので、ドライバーが車へと案内してくれます。
今回一緒の車でツアーを回るメンバーは、イヴァンとパルティの二人のイタリア人とこうへい君と私の4人です。
5人でランクルなら快適かなと思いましたが、3列目は荷物置きなので、そこまで広々ではないですね。
20人以上がこのツアーに参加しているので、車が動き始めたのは10時を過ぎていました。
出発してから1時間後ぐらいに、最初にメケレの街並みが一望できる高台に到着。
意外にもこのツアーはダロル火山だけでなく、他にも色々な場所に連れて行ってくれます。
街から離れてたらすぐに開拓されていない土地がある、アフリカらしい町並みが見えます。
身勝手な考えになりますが、旅行が面白くなくなるので、アフリカだけは発展して欲しくないですね。
5分後ぐらいに出発して、コーヒー休憩を一回挟んで、13時ごろにお昼休憩でレストランに寄りました。
エチオピアらしいレストランなので、インジュラが出てくるのかなと思っていましたが、普通のパスタを提供してくれました。
少しだけ辛いですが、結構おいしいです。
皆が食べ終わった頃に、ツアーのキャプテンに「あと1時間ほど待って欲しい、猛暑過ぎてツアーを再開できない」と言われます。
後一時間もただ待つのは暇なので、この町の散策にでも行こうかなと思います。
うろうろ歩いていると、村人が物珍しく、家へと手招きをしてきます。
10人ぐらいで4畳ぐらいの家に集まり、「チャチャ」と呼ばれるエチオピアのマリファナをしていました。
この葉っぱを口の中に入れて、頬らへんで転がして、吸引するみたいです。
そこまで危ないものではないらしく、エチオピア人は気軽にやっているみたいです。
お前もやってみるかと誘われましたが、たばこも吸わない私は、丁重にお断りします。
10分ぐらいで見回ることができたので、街自体はかなり小さく、特に何もありませんでした。
レストランに戻ってみると、こうへい君と今朝見かけた日本人2人組と仲良くなっていたので、一緒にお話しすることになりました。
お二人は同じ会社の同期みたいで、メイさんはプログラマーで、ゆうたさんはJICAとしてエジプトに派遣されているそうです。
お二人とも、正月やお盆、有給などを使って、年に2,3回ほど旅行されてるそうです。
お仕事をしながら、旅行をできる環境があるなんて、仕事を辞めた私からしたらうらやましい限りいです。
暑さも良いぐらいになってきたので、ようやく出発できるみたいです。
ダナキルツアーが始まってから6時間ぐらいが経ちましたが、いまだに過酷なことは何一つありません。
道路は今までと同じように綺麗に整備されており、暑さは真夏ではないのとエアコンがガンガンに効いていますので、涼しいぐらいです。
もしかしたら世界一過酷というのも昔の話かもしれません。
まなみが見たそうなアフリカの土地を歩くラクダの姿も見ることができました。
17時ぐらいに今日の寝る場所に到着しました。
今日泊まる場所はホテルでなく、簡易で作られたただの青空ベッドです。
3万円も払ってるんだから、せめてホテルに泊まらしてほしいですね(笑)
まぁ、このことはネットで知っていましたので、それほど驚きはしませんでしたが、それでも嫌ですね。
最後に塩湖と夕陽を見にいきましょうか。
ここの塩湖には、プールがあり、死海のようにぷかぷか浮くことができます。
白人は楽しそうに飛び込んでいましたが、これから2日間お風呂に入れないので、初日にべたべたになるは嫌です。
ドライバーも入るなら、絶対に体を綺麗に拭いてから車に乗れよと言っていました。
今日は少し雲が多いので、夕陽は見ることができそうにないですね。
それから少し離れた場所に移動するので、ウユニ塩湖みたいにランクルの上に乗ってみました。
車の上からの景色は、空が少し鏡張りをして、久しぶりにウユニ塩湖に来たような気持ちになれました。
最後にみんなでワインを飲みながら夕陽を拝むのは、少し優雅な気持ちになります。
私はワインが苦手なので、ビールが欲しかったですね(笑)
キャプテンが最後に明日の予定を言って、キャンプ場に戻ることになりました。
キャンプ場に戻るころには辺りは真っ暗でしたが、すでにご飯はできているみたいです。
夜ご飯は、お肉とご飯にサラダまで食べ放題なので、思った以上に豪華ですね。
味も外国人に合うように作られているのか、エチオピアの料理らしいスパイスを感じることはありません。
食堂は電気もありませんので、真っ暗で皆スマホのライトを頼りに、食べていました。
ご飯を食べ終わったころには21時を越えていましたので、そろそろ寝ることにしました。
幸いにも野宿は慣れていますので、ベッドがあるだけでも有難いです。
しかし、眠ってから1時間後ぐらいに、雨が降り出してきました。
流石に雨が降っている状態で寝るのはきついので、私達4人は協力しながらベッドを食堂に持って行くことにします。
この雨の中で寝ている人がいたので、鈍感すぎて、逆に羨ましかったです。
食堂は完璧な屋根ではありませんので、そこら中から雨漏りがしていましたが、外寄りは全然ましですね。
さて、明日いよいよ本命のダロル火山に行ってきます。
最後までお読み頂きありがとうございました。