皆さん、ジャンボ!(ケニアの挨拶)
プレハネのまなみです!!
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2泊3日のサファリツアーですが、昨日でサファリのゲームドライブは終えて、今日はマサイ村の訪問です!!
まずは朝食。
シンプルだけどソーセージが案外美味しいんです。
そして、マサイ村は宿泊施設からすぐ近くなので、村長が迎えに来てくれて歩いて行きます。
昨日も来ましたが、マサイ村到着。
昨日よりも沢山の人がいました。
ここでマサイ族について少し紹介させていただきます。
・マサイ族はケニア南部からタンザニア北部で生活する150万人ほどの遊牧民族。
・驚異的な視力持ち、高身長へ平均は190㎝ほど。
・ 牛はマーサイ族にとって最も重要な財産で、通貨としても機能し、賠償・結納・相続などは牛の受け渡しによって行われる。牛(財産)を多く持つ男は何人も妻をめとることができるが、牛を持っていない男は女性に相手にされず、結婚も恋愛も難しい。
・マサイ族の乳児死亡率は非常に高く(生活環境が原因)、乳児は3カ月経ってから初めて「人」としてカウントされる。
・マサイの男性が大人になる儀式に割礼がある。男性、女性とも、性器に切り痕を入れる。特に女性の割礼は性行為の快感をなくす作用があるので、人権活動家の非難の対象にもなっている。
などなど、色んなエピソードがあります。
初めて村を訪れた人達に対する、歓迎のダンスです。
マサイ族の歓迎のダンス。
— ヤギ@ (@canvas8palette) April 13, 2020
楽器とかなしで声だけでこの響き。太古のアフリカを垣間見た気がして忘れない瞬間です。 pic.twitter.com/LCzWDlmqny
これがかなり…なんていうか適切な言葉がないんですが個性的?野性的?で、まさしく初めての感情を抱きました。
今思い出しても、その時の感情がそっくりそのまま湧いてくる。
楽器なんて1つも使わず、大勢の男たちが声と「舌の弾き」を利用しながら低音と高音を発しつつ踊る。
これは今は観光客にしかやってないんだとは思うけど、「太古のアフリカ」を垣間見た気がして凄くドキドキした。
そしてマサイ族といえばジャンプ。
この歓迎のダンスをしてくれてる時にも、よく跳ねていました。(実際、思ったよりは高さはなかったです。笑)
これは高くジャンプできる人に1番敬意を払う習わしがあるとか。
ダンスの途中で、観光客の成人男性だけ手招きされて仲間に加えさせて貰っていました。
マサイは男性と女性とで、仕事や役割がはっきりと分かれているようです。
ふと下に目をやると、骨!!
え、何コレ何の骨!?
聞いてみると、犬の骨だそう。マサイでは犬を食べるので、その際に出た骨だと言っていました。
周辺に犬がチラホラいたのでペットだと思ってたけど、食用にもなっていたのか。
犬なんて私たちの感覚からしたらペットでしかないから、どうしても居た堪れない気持ちに。
ちなみに村長は英語がペラペラ。マサイの学校でも英語教育には力を入れてるそうです。
その後、披露してくれたのは火起こし!!
小学生の時に体験で簡単な火起こしやった事があるんですが、あれかなり難しいですね。器具を使ってたからまだ簡単なのに、結局火をつけることはできませんでした。
マサイ族のやり方は、芝生の上に木をバリバリと剥がして、細かくなった木の皮をどんどん重ねていきます。
そしてその上に木の枝を垂直に立てて、竹とんぼを飛ばす時の要領で手のひらで擦り合わせまくる!!
どんどん煙が立ってきて、時折手を止めて息を吹きかけてる。
そして、火が着きました!
凄いな…。この何もかも発達しきったこの時代にまた火起こしするのか…って思ってたら、普段はライターを使うんだってはにかんでました(笑)
マサイ族はケニア南部からタンザニア北部にかけて住んでいて、地域によって生活スタイルはかなり違いそう。
ここのマサイ村はすぐ近くに有名なマサイマラサファリがあるので、観光業が仕事にできるみたい。比較的お金はある方だと思います。
スマホ持ってたしね!!(笑)
ただ、充電するには数十キロ離れた街までわざわざ行くんだとか。
マジかー。
家にいくつも電源ある生活してる私たちからは考えられないですね。
ちなみに飲水も10キロ離れた場所まで汲みに行くみたい。行きは良いけど帰りはバケツが思いよね、なんて大変なんだ。。
火起こしの後は実際に住んでる家の中を見せてくれました。
家の前が糞や泥でぐっちゃぐちゃ。住んでたら足が汚れるとか気にならなくなるのかな。
私たちが入るからってことで、中から人が出てきました。
この日初めて見たマサイ族の女性。
そして中。
真っ暗!!!!!!
これ、真昼間なんですけど本当に何も見えない!! しかもなんか煙い!!
家は泥や糞、木の枝を混ぜて作っているようで、雨漏りを防ぐために殆ど穴などはなく、太陽の光も入り込みにくい環境でした。
これはベッド。
湿気を防ぐ為に木の枝で少しだけ底上げされてました。
これ、私たちは「こんなんじゃ生活なにも出来ない!!」って思うほど本当に真っ暗で何も見えなかったのですが(写真もフラッシュ焚いてこれ)、マサイの人たちは視力が驚異的に良いので問題ないのだとか。
調べてみると視力8くらいは普通。
見える人は12くらいあるらしいです。
視力12!?
なにかバグってるのかと疑うほどの数値ですね(笑) 2桁ってどういうことなの、私たち0.1とかそんな視力で生きてるのに…(笑)
2くらい分けて欲しい(笑)
ただ、街中で生活するシティマサイの人たちは普通に視力悪いらしいので、遺伝的というより環境に依存してるんでしょうね。
家の中を見せて貰いましたが、お風呂がありません。
え、お風呂は?
って尋ねると毎日、川に行って身体を流しているそうです。
きっとここらへんの川だと決して綺麗な川じゃなさそうですが。。
そして、村長が「これ、良かったら買う?」って見せてきたもの。
少し見ずらいですが、手の下の方に白っぽいものがあります。
これ、ライオンの歯!!!!(笑)
私「え、死んだライオンの歯?」
村長「いや、殺したんだよ。」
私「え、銃とか使って?」
村長「まさか(笑) 槍だよ!!」
は…槍ぃぃいいいい!!?
本当ですか、マサイ族の方々。
このご時世、どうしてライオンなんかと戦う必要があるんですか。ましてや武器は槍なんかで!!
って思ったら、これは古来から伝わる「成人の儀式」だそう。ライオンを倒せて初めて「大人の男性」と見なされるみたいです。
まあ倒せなかったら死を意味するのですが。
ただ、最近ではライオンの数が減ってしまってきているので、1人で一頭のライオンを倒すのではなく、数人でのグループらしいですが。
マサイ族でも「近頃の若いもんは1人でライオンも倒せりゃせん」とかあったりするんですかね?(笑)
日本社会の若者イビリとはスケールが違いすぎますが(笑)
放牧されるヤギたち。
ヤギもかなり食用で食べられるそうです。
最後、訪問させて貰ったのはマサイのお土産コーナー。
沢山の机柄並べられてハンドメイドのお土産がこれでもかってほど並んでいます。
このBIG5が描かれた木の板を買おうか非常に迷いましたが、結構大きめで持ち運びが大変そうだったので断念!!
結局、このキーチェーンを購入!!
これ、何で出来てると思います?
なんと、サイの爪!!!!
サイを見かけることは出来なかったけど、サイの爪は入手することができました。
これ、象牙とかと同じ扱いで空港でNG喰らわないかな(笑)
ちなみに沢山の机が出ててお土産が並んでるのですが、机ごとに同じ商品でも値段が違います。交渉可。
このおばちゃんのとこで買いました!!
おばちゃん、良い笑顔^^
記念に村長のジャンボにプレハネを持ってもらいました♡
マサイ村の中では以前は写真撮影の度に一人一人にチップが必要だったようですが、今は「マサイ村の学校建設や発展のため」という名目で村長にまとめてお金を払えば誰と何度撮ってもOKになってます。
たくさん撮らせてもらいました。
今の時代に腰に剣をこしらえてるって凄い。
こちらの人は耳の拡張がエグい!!笑
耳越しに山が見えてる!笑
個人的にはこの写真がとってもお気に入りです。
とっても濃い時間を過ごさせていただきました。
ここまで文明に頼らない暮らしを実際に見たのは初めてで、彼らへとリスペクトと自分たちの生活の便利さを改めて感じることができる時間でした。
いつかは彼らも便利で快適な生活をしてほしいなと思う一方で、彼らの暮らしぶりは非常に貴重で文化遺産のような側面を感じたのでこのまま変化することなく続いて行ってほしいような気持ちも。
マサイ族のみなさん、ありがとうございましたー!!
またね!
またねー!!って日本語でいってたら、向こうも「マタネー!!」って返してくれてめっちゃ可愛いかったです(笑)
温かくて愛嬌とバイタリティたっぷりの皆さんでした!!
そして、帰路。
なんと車のタイヤがパンク(笑)
ドライバーが一生懸命作業してたら、近隣の住人や通りかかった運転手さんたち、本当に全員が「大丈夫かー?手伝うぞ」って声をかけてくださってました。
助け合いの精神。
素晴らしいですね。
タイヤ交換の間、ゆきが運転席でずっとブレーキを踏んでおくように頼まれました。
少しふざけるゆき(笑)
車が停車している間、地元の子供たちがワラワラと車の周りにきて「マネー!!マネー!!」と手を出してきます。
アフリカではよくあることでしたが、特にこの辺りは凄く多かったな。
お金が必要なのは十分分かるけど、初対面の相手に「マネー」って要求することの何が良くないのかは彼らは分からないんだろうな。
アフリカを旅する中で、発展途上国に必要なのはお金ではなくて教育だなと思う瞬間が多々ありました。
教育を受けた人がお金を生み出すまで時間はかかってしまうし、そんな悠長なこと言ってられないんだろうけどね。
なんとか修理完了して、あとはナイロビに戻ります。
帰り道はみんな爆睡(笑)
何気に毎日それなりに早起きだったので疲れが溜まっていたようです。
そんな中でずっと運転してくれるドライバーには申し訳ない。
ナイロビの宿の目の前に到着し、それぞれドライバーにチップを渡してツアー終了となります。
ドライバーさんは妻子がいても、急にサファリツアーが入ればスグに翌日から3日間家をあけてサファリに行かないといけないのか。
しかもライオンの目の前で車降りたりとかあったし、毎回生きて帰れる保証なんてないんだよな。
生死隣り合わせの働き方。
この国じゃ給料はかなりいい方になるんだろうけど、本当に尊敬に価する働き方。
最後まで無事に、楽しいツアーをありがとう!!
以上、2泊3日のサファリツアーでした!
読んでくれてアサンテ!