自転車で巡るアユタヤ遺跡と水上マーケット

コップンカー(タイの女性の挨拶)!
プレハネのまなみです!


今回はかの有名なアユタヤ遺跡に行ってきました。

アユタヤ遺跡群はバンコクから約76キロ北上したところに位置します。チャオプラヤー川を始めとするいくつかの川に囲まれるようにして構成され、14世紀から400年間、王朝として存続していました。
東南アジア諸国との貿易で功を成し、繁栄する中で沢山の王宮や仏塔、寺院が建設されました。しかし18世紀に入ってビルマ(当時のミャンマー)の攻撃を受けアユタヤ王朝は消滅し、攻撃を受ける中で多くの仏像の首も徹底的にハネ落とされてしまう悲しい最期を迎えた都市です。首をハネる目的は、頭部に使用されていた金箔を奪うだけでなく、ブッダを信仰する者の精神を破壊するためとも言われています。


さて、この日は1日で観光するべく朝は6時頃起床。涅槃像ばりにロングスリーパーで朝は弱い私ですが、旅先での観光や遊びとなればそれは別!

しっかりぱっちり目覚めて出発しました。アユタヤへの行き方はゆきがまとめたこちらの記事をご覧をください。

カオサンロードからアユタヤへの行き方を解説!



駅に着いて、日本語が話せる係のお姉さんに確認するゆき。



バスと電車を乗り継ぎ、、、到着!!

「わーい😄! 
 アユタヤだーー!!
 観光地だーー!!」


と浮かれる私を尻目に、ゆきは今回が4回目(笑) ホント、タイどんだけ好きなの(笑)



アユタヤ遺跡は観光するには、遺跡も場所が散っていてかなり広大。
しかも猛暑。

私たちは自転車をレンタルして回ることにしました! アユタヤを見て回る分は良いんだけどね、、、水上マーケットまではなかなかキツかった(笑) 余裕がある方は、その区間だけでもトゥクトゥクをオススメします!!


さて、無数にある遺跡たち。。。全てを回るのは不可能なのでピックアップして観光しましょう♪

私たちが訪れた遺跡は3カ所
①ワット・プラ・マハタート
②ワット・プラ・ラーム
③ウィハーン・プラモンコンボピット


自転車でワット・プラ・マハタートを目指します!



私、ひっさしぶりの自転車・・・
そして何を隠そう、めちゃくちゃ運動音痴なんです!!(50メートル走は確か13秒台で走ります。

自転車もですね、ハンドルが真っすぐのやつは乗れないんですよ!!最初に持ってきてくれた自転車をキャンセルして、ママチャリを拝借いたしました(笑)

「暑いねー、でも楽しいね!!」とワクワクしながら向かって到着。


遺跡にもよりますが、有料のところは50バーツ払って、チケットGET。


ワット・プラ・マハタートはアユタヤ遺跡群の中で最も有名で、アユタヤ観光のツアーなどには必ず組み込まれています。「ワット」はタイ語でお寺を意味し、「マハタート」は仏教の開祖であるブッダの遺骨の意味を持ちます。

この遺跡は14世紀後半に建設され、未だに謎が多く残っており研究途中でもあるミステリアスな場所です。自然災害や風化・ビルマ軍の侵攻により著しく破壊され、多くの遺跡は今は土台が残るのみです。(訪れた際も、補修工事が進んでいました)

中に足を踏み入れると・・この景色!


二人でもパシャリ📸



荘厳な仏像が鎮座しています。



ちなみに遺跡は服装の規定が厳しく、ショートパンツや肩が出ていると指摘されるので気を付けましょう。ブロンドヘアのお姉さんが羽織っていたショールを脱いでキャミソールになった瞬間、

警備員「No No No―! No sexy!!!」

No sexyというワードに現場の一同、軽く笑いが(笑)
私も有り余る色気を出して「No sexy」と指摘でもされたい人生だった…


日本人のマナーがよくないようで、世界中から観光客がくるのに日本語で警告出てました。



そして皆さん、一度は見たことがあると思います。樹の根が、仏像の首に絡みついているこちらの写真。 

なんとも神秘的。これから更に年月が進み、樹がより絡みついたらいつかはご尊顔も拝めなくなっていまうのでしょうか。


写真を撮影する際は仏像の顔の位置よりも低くなるように撮るのがマナーです。

この写真を撮った瞬間、、、

「ビリビリッ!!!!!!!!」

いや~な予感は的中し、見事タイパンが破れてしまった。泣
涼しくて重宝するのに、作りがヤワなのが難点ですね!

ちなみに、バンコク市内のタクシーの中でゆきとタイパンの話をしていた時に、盛大に言い間違いをしていまいまして……。 わたくし、あろうことか、この上無くハッキリとタイパンを盛大に言い間違えてしまいました。

なんと言ってしまったかはご想像にお任せします。。

「初めての〇イパンだけど、涼しくて気持ちいいね~」などと発してしまった際には、取り返しがつかないので、くれぐれも発音は気をつけてください。(私くらいしかいないか笑)


あー、それにしても本当に良い天気!




ワット・プラ・マラータートを見終え、次はゆきのお気に入りスポットである「ワット・プラ・ラーム」へ!

ワット・プラ・ラームは13世紀後半(アユタヤ王朝初期)に建設された寺院です。初代の王の葬儀が行われた場所でもあり、隣の池は王の命令で堀り作られたといわれています。

アユタヤをチャリで駆け抜けます。象ともすれ違うゾウ🐘


見えてきました、水のほとりに佇む姿が美しい。



こちらでも50バーツ支払って入場します。 ちなみに受付でウェディングフォトの許可を求めましたが、NGでした。



ゆきがこの遺跡を気に入っていた理由は、後ろにある塔に登れてそこからの景色が綺麗だから!  行ってみると・・

「え、、、」



ゆきのタイにおける悲劇再び。。お気に入りの場所が次々と閉鎖されているではありませんか泣

でも確かに、上からの景色は湖も見渡せて綺麗だったんだろうなぁ。。 きっとマナーが守られなかったり、ケガ人が出たりしたのでしょう。

ホントに至るところで首のない仏像があり、首が残っている方が珍しいほど。



続いて、すぐ目と鼻の先にあるウィハーン・プラモンコンボピットへ。

赤い屋根に白の壁が特徴的です。
なんだか妖艶な雰囲気すら。。



こちらにはアユタヤにある多くの寺院の中で最大を誇る、高さ17メートルの巨大仏像があり、参拝者も一番多い場所です。修復が施されていますが、修復の際にこの大きな仏像の中から何百体もの小さな仏像が出てきたそうです。

その大きい仏像の御姿がこちら。

どーん!!!!!!

大きくて近くて見ると結構な迫力です。私たちが訪れたとき、ちょうど現地の方々で礼拝が行われており一緒に混ぜていただきました。写真が撮りづらい雰囲気だったので撮影できていませんが、正座で床に座り、礼拝する人たち全員で(「いただきます」をするときのように手を合わせ、親指で挟むようにして)1本の白い紐を持ちます。

とりあえず周囲に合わせて、ひっそりと息をひそめてマネをするが、お経の斉唱のようなものはさすがについていけない(笑) 皆さん、礼拝になれているのか完全に空で唱えてました。(スマホを見ながら口だけ動かす女性もいましたが)

小さい子供から年配の方まで老若男女、信仰心の厚いタイが垣間見えた気がします。



以上、私たちが観光できたのは3カ所ですが、遺跡群の荘厳さとそれぞれの歴史を肌で感じることができました。悲しき惨劇を乗り越え、今もなお補修工事と共に現代まで保存されるアユタヤ遺跡には畏敬の念しかありません。



まなみ
まなみ

さて、今度はアユタヤ水上マーケットへ! 



大通りの中央分離帯付近をチャリで爆走していくゆき。。。 「怖いぃぃぃいい!!」って思いつつも、とにかく必死でついていきました(笑)

ひっさしぶりのチャリなのに、途中で立ちこぎするほどの坂道が出現。もぅダメ………。




息絶え絶えしながら、ようやく着きました!



1人200バーツ支払うと、このようなシールを渡されるのでわかる位置に貼られます。




いや、着いたのは良いんだけどね、、しんどすぎてね、、涙が滲んでくる(笑) 体力ある人は行けると思いますが、炎天下の中はかなり身体が堪えます。

可愛いヤギが出迎えてくれても


水上マーケットが姿を現しても


HPがとっくに底を尽きた私はゆきと会話もできず、だんまり。。。ごめんよ。。 ここまで疲れたのは、マチュピチュ村まで10キロ歩くスタンドバイミーコース以来かもしれない。。。泣



すると二人の目に飛び込んできたのは!

完熟マンゴーをつかった激うまスムージー! 一気に浄土へ行けたかのように疲れが一瞬で吹き飛びました。これは本当の本気でメチャメチャ美味しかったので、水上マーケット行かれた際は是非飲んでみてください! 69バーツ(200円ちょい)でしたが、日本でこれ飲めるなら1000円払っても惜しくないレベル✨

疲労困憊で黙りこんでしまったことを、ゆきに謝って元気に観光再開!

のどかですねぇ~



買う人いるのか分からないけど、こんなユニークなビーサンもあります。




写真は撮れませんでしたが、水中にはオオトカゲが生息しており時折顔を見せます。帰宅して調べるまで、本気でワニかと思ってた…。見た目、少し小さいワニです。


ご飯も食べましたが、これは失敗。私たちには辛くて食べれませんでした;; なんかあらゆる具材を混ぜ合わせて食べるローカルフードです。実に微妙。。


水上マーケットを一周できる遊覧船にも無料で乗れるのでプカプカ浮かんできました。



マーケットで唯一買ったものは、お菓子です(笑)
発展途上国でよく見る印象で、チョコレートが中に少量入っていて素朴で美味しいです。フィリピンいたとき、常に部屋にストックしてました(笑)


一通り、見終えて「たまにはセルフィーも撮っておくか!」と写真を撮ろうとするも一緒に映り込んで邪魔してくるゆき! 笑いがとまらなくて今見ても楽しそう(笑)



マーケットに到着した時は素通りしちゃったけど、入り口にゾウさんたちの小屋があります。ちょうど、観光客を乗せたお散歩帰りのゾウさんたちが帰ってきました🐘

赤ちゃんゾウはまだ見習いだからか、大きいゾウさんと紐で繋がれていて何だか可哀そうにもおもってしましますね。。


マーケットを後にして、またキツい道を自転車で戻ります。日焼けしたくないので、パーカー着て漕いでいた為に汗ダラダラ。。 日焼け止め+パーカーでもうっすら腕時計焼けしてました! 紫外線、恐るべし。 あまり対策をしていなかったゆきは一日で首の後ろが真っ黒になり、後日皮まで剥けました。。。



帰りの電車では、ちょうど横の座席に天使のように愛嬌たっぷりの赤ちゃんが!! しかもめちゃくちゃ人懐っこくて、私の膝にも上ってくる👶♡


一日分の疲れを癒してくれました;; こんなに可愛いのに、ゆきはあまり子供が得意じゃありません(`´)


それにしてもローカル感溢れる車窓です。




ガタンゴトンと電車に揺られ、終点のフラワンポーン駅に到着。夜のライトアップがなかなか綺麗!


すると、突然のゲリラ豪雨。。。
目的のバス停も見つけることができなかったので、今回は大人しくタクシーで帰路に。。



一日でアユタヤ遺跡と水上マーケットを全て見て回るのは不可能ですが、数カ所だけピックアップして観光するといい感じでした。(あまり沢山見て回ると、どの遺跡だったか記憶が混同してしまいそう汗)

沢山見たい方は、近くに日本人村などもあるので一泊してゆっくり見て回るのもオススメです!



読んでくれてコップンカー(^人^)