大陸の裂け目「シンクヴェトリル」と人生初の間欠泉!【アイスランド2日目後半】

皆さん、ハロゥ!(アイスランドの挨拶)

プレハネのまなみです!

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アルナルスタピから車を約1時間半ほど走らせて、シンクヴェトリルに到着です。

一応、ビジターセンターが設置されていましたがここで入場料等を支払う必要はありません。

これだけ絶景の宝庫ですが、アイスランドの自然の観光地は基本入場料を取らない印象です。旅人には有難いですが、全然払う価値はありますね!

ビジターセンターの右側に入口がありました。

ここ、シンクヴェトリルは別名「ギャウ」という名でも知られており、アイスランド語で「地面の割れ目」という意味があります。

まさに今歩いているこの遊歩道は地球の割れ目であり、北米大陸プレートとヨーロッパ大陸プレートの境目なんだとか。

日本も大陸プレートの真上に位置しているので、よく地震が起きますが、そのプレートは海底にあるので大陸プレートなんて目にする機会はありません。

このシンクヴェトリルは部分的に隆起して、地上で割れ目を見ることができるんだそう。

ちなみにこの裂け目は東西に引っ張られ、年に数㎝ずつアイスランドの国土は横に広がっていっているそうです。

途中、高台があったので登ってみましたが、そこから見る景色はまさに「割れ目」。

アメリカで見たアンテロープキャニオンも上から見ると、正にこのようなただの割れ目でした。

地下にあんな絶景が広がっているなんて、とってもロマンを感じます。
ちなみにアメリカにもあるように、アイスランドにもゴールデンサークルものがあるようで、シンクヴェトリルはその1つです。


お、奥にはちょっとした村がありそう。
そしてその手間に湖があるので近づいてみることに!

途中、橋を渡るのですがこれがまた滑る滑る(笑)

この後はあまり道という道はありませんので、自己責任で雪の斜面を気を付けながら進んで行きました。

湖はもうすぐ!

これ・・・普通に湖だと思うじゃないですか。
忘れていました、ここがアイスランドだということを…。

めっちゃ凍ってる!!!

初日にスーパーで間に合わせで買ったアイゼンを装着!

アイスランドに到着早々、氷の大地にビビッて購入し、1日目は「さすがに大袈裟だったかなぁ」だなんて思っていましたが、2日目にして心底買って良かったと思いました(笑)

裏はこんな感じで、トゲトゲ。

あまり針は多くないですが、氷にしっかりと刺さってくれるのでかなり助かりました。あるのとないのとでは全然違う!もはや無敵!!笑

池はスケートが出来るくらいに凍っているので、ここまで来た観光客はみんな大はしゃぎ。

この男も例外ではありません(笑)

助走をつけて…ひゃっほーい!!!

5mくらいは勝手に滑っていくので、なかなか面白かったです(笑)


2人とも子供に戻ってひとしきり遊んだあと、来た道を引き返します。

こうやってしっかり除雪までしてくれてるんだから、景観を保ち続けてる人のためにも入場料取ってもいいのになぁと考えながら歩きました。

出口まで戻ってきて、せっかくなのでビジターセンターの中を覗くことに。

軽食が売っていました。

見てください、これがアイスランドプライス!!

このちょっとした弁当箱が1400円ほど。

食パンに何か挟まったサンドイッチは580円くらい。。。

アイスランドで外食なんてとんでもないですが、普通に日本のコンビニでご飯を買う感覚で食料調達はまず無理です。

スーパーであらかじめ日持つするものを買い込んでいて正解◎


お土産コーナーにあるポストカードはめちゃくちゃ綺麗でした…。

冬のアイスランドと夏のアイスランド。
まるで全然違う国のようです。


さて、シンクヴェトリルを後にして、お次はゲイシールに向かいます!

夕日が良い感じ。

ゆきの助手席に乗りながら、夕陽が見えると何故かいつもかりゆし58の「おわりはじまり」を口ずさんでしまう私(笑)

ゆきはいつも「まなみさん、毎回その曲歌うね(笑)」と優しい顔。

あー、車旅楽しいな!!!!
南アフリカもノルウェーも車旅をしましたが、自分たちでレンタカー借りて好きなように観光できた国って振り返った時にとっても思い出が強いんですよね。

ゆきも同じように思っているみたいで、早くもいままでのプレハネの話を2人で振り返っていました。


そして、ゲイシールに到着。

ここゲイシールは、間欠泉が見ることが出来る場所です。

間欠泉とは一定の間隔で地中から地上へと一気に勢いよく噴き出す温泉のことです。
有名所でいうと、アメリカのイエローストーンがそうです。

おぉ、すでにモクモクしてる!

周囲はまさに温泉の硫黄の香りに包まれていました。

足元に目をやると、硫黄の成分なのかところどころに緑色の凝固物が。

ほぅ・・・間欠泉はめっちゃ熱いようなので温泉には不向きだな(笑)

すでに夕刻だったので、夕陽と湯気が相まってとても幻想的でした。

間欠泉から噴き出た熱湯が地面を伝っていきます。

写真じゃ分かりづらいけど、表面は冷えた外気に触れて凍っています。
そのすぐ下はまだお湯なので、氷の下を熱湯が絶え間なくサラサラと流れていく不思議な光景。

ゲイシールという言葉そのものが、間欠泉を意味しており、ここではいくつもの間欠泉をみることができます。

1つ1つに名前がついているんだな・・・と思いながら、見ていると、背後からとっても大きな音が聞こえました。


ドーン!!!!

え?
めっちゃ大きな煙柱が残っているけど、何だったの??

噴き出したのかな、見たかったな。と思っていると、再び「ドーン!!!」

すごい、こんな爆発するような勢いで噴き出して来るなんて。

間欠泉の噴出は予兆なく突然やってくるので、写真におさめるのはかなり難しいです!
動画でいつくるか分からない間欠泉を撮っておいて、噴出の瞬間を後で切り取るのがベストかと。


少し、上に登ったところに大きな間欠泉がありました。

日がおちてしまったこの時間でも、ぼんやりと青い水の色が分かります。

これ、昼間に見たら絶対綺麗なやつ!そう確信し、「明日もまた来たいなぁ」とゆきの方をチラチラみながらつぶやきました(笑)

この間欠泉は噴出しないようで、終始穏やかに水が揺れているだけでした。
他の場所は噴出が危険なので、ロープが張ってありますが、ここはロープがないので、至近距離で観察することができます。

ゲイシール散策中、何度噴出を見れたか分からないほど、頻繁に吹き出していました。

噴出の高さはその時々で全然違い、高いときで50mほどになります。

私もゆきもアメリカのグランドサークルは経験ありますが、(出会う前だったので、別々で)2人もイエローストーンは行っていなかったので、人生で初めて間欠泉を見ることができました。


さて、一旦ゲイシールを後にして昨晩シャワーを浴びれていない私たちは今日はシャワーにありつくべく、事前にグーグルマップでピン止めしていた温泉へ向かいました。

温泉だったらどこでも良いと思っていたので、事前にどのタイミングでもお風呂に入れるよう何カ所か適当にピン止めをしていた私達。

ここ、中に入ってみるとバックパッカー向きじゃないことが一目で分かりました(笑)

写真はありませんが、ちょっぴりラグジュアリーな雰囲気で、ブルーラグーン同様で水着を着用して入る混浴風呂。

「すみません、メインの温泉には入らなくて良いんですけどシャワーだけのサービスはありますか?」

「うちは、シャワーと温泉セットだよ。金額はこれね」

そう言われて見せられた案内はなかなか高額…。
この金額払ってまでは正直キツイ…。

しばらく悩み、もう一度アタック。

「すみません、お金は払うので少し安くシャワーだけは無理ですか? それか、他にシャワーレンタルできる場所を近くで知りませんか?」

すると、ちょっと待っててと言われ、他のスタッフと何か話しています。
戻ってきて「いいよ、シャワー使ってくれて! 温泉はダメだけど手前にシャワーブースがあるから、そこだけで良ければ600クローナで!」と言ってくれました。


やったぁ!
めちゃくちゃお礼を言って、2人ともテンションMAXでスキップしながらお風呂セットを車に取りに行きました(笑)

この極寒の国では汗はかきませんが、体を温めるだけでその後の生命力がまるで違います(笑)

本当に有難かった…。



お風呂を済ませた後は、私のワガママで再びゲイシールへ。
アイスランドまで来たんだ、せっかくなら朝日が綺麗に差し込むゲイシールをもう一度見たい!

ということで、今日はゲイシール付近で車中泊。
すぐ近くに高級ホテルがあり、広い駐車場もありますが私達は少し奥へ。

ホテルの明かりに邪魔されることなく、綺麗な星が見れました。

iphoneで撮影しているので、あまり輝きが分かりませんが、肉眼でみると冷たく澄んだ空気のお陰なのか星たちが宝石のようにキラキラ輝いていました。

寒さが苦手なゆきはすぐ車に戻ってしまうけど、星が好きな私としては眼福。。。

朝陽に照らされたのゲイシールはどんな見え方をするのか、楽しみにしながら眠りにつきました。


読んでくれてタック!